
あのね、旧の六月二四日にカシチーメーってありますよね。その時は、ユーナーガーサにおにぎりをのせて仏壇にそなえてから、それをウサンデー〔お下がり〕して食べて、そのユーナーガーサを小さく竹(だき)ぐわーに刺して、カマの後ろにさす。そして、年寄りの言葉にはご飯をたきながら、女がカマの前で、不平不満をいうと、すぐ、その悪い言葉は天に届いて、罰(ばち)されるようって、こんなに年寄りがおっしゃったもんですから、それから、あはあ、カマの前では悪日はいっていけないねえと思ってからに、あの時から悪口いうのがね、なおっていましたよね。このカシチーのおにぎりを、なんで、このユーナーガーサに包むかといえばね。人が亡くなったので、墓の前にカヤブチぐわーを造って、そって、そこに一晩中泊っていたらね、なんだか、墓の中で人声がするみたいだったから、開けてみると、その亡くなった人が生き返っていたらしい。それで、喜んでからに、ああ、もうこれはお祝いをしないといけないと思ってね。その時代には、おわんとか不自由な時代だから、十分でなかったから、墓の近くにあるユーナーガーサを取ってきてからに、ご飯をたいて、おにぎりを作り、それで、みんなにお祝いとして配ってあげたのがカシチーメー、ユーナーガーサのおにぎりが出来たとの話です。
| レコード番号 | 47O412922 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C116 |
| 決定題名 | カシチー由来(シマグチ混) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 伊波八重 |
| 話者名かな | いはやえ |
| 生年月日 | 19160429 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 石川市伊波 |
| 記録日 | 19820803 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石川市T32A05 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 80 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | いしかわの民話伝説編P149 |
| キーワード | 旧六月二四日,カシチーメー,カマの前,不平不満 |
| 梗概(こうがい) | あのね、旧の六月二四日にカシチーメーってありますよね。その時は、ユーナーガーサにおにぎりをのせて仏壇にそなえてから、それをウサンデー〔お下がり〕して食べて、そのユーナーガーサを小さく竹(だき)ぐわーに刺して、カマの後ろにさす。そして、年寄りの言葉にはご飯をたきながら、女がカマの前で、不平不満をいうと、すぐ、その悪い言葉は天に届いて、罰(ばち)されるようって、こんなに年寄りがおっしゃったもんですから、それから、あはあ、カマの前では悪日はいっていけないねえと思ってからに、あの時から悪口いうのがね、なおっていましたよね。このカシチーのおにぎりを、なんで、このユーナーガーサに包むかといえばね。人が亡くなったので、墓の前にカヤブチぐわーを造って、そって、そこに一晩中泊っていたらね、なんだか、墓の中で人声がするみたいだったから、開けてみると、その亡くなった人が生き返っていたらしい。それで、喜んでからに、ああ、もうこれはお祝いをしないといけないと思ってね。その時代には、おわんとか不自由な時代だから、十分でなかったから、墓の近くにあるユーナーガーサを取ってきてからに、ご飯をたいて、おにぎりを作り、それで、みんなにお祝いとして配ってあげたのがカシチーメー、ユーナーガーサのおにぎりが出来たとの話です。 |
| 全体の記録時間数 | 2:26 |
| 物語の時間数 | 2:10 |
| 言語識別 | 混在 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |