
おじいさんが大晦日の日に、おじいさんとおばあさんの家を訪ねて来て、「一晩泊めて下さい」と頼んだ。おじいさんが「今日は大晦日だが何も食べるのがないんですよ」と言った。おじいさんとおばあさんは火正月をしていた。そこで、客が鍋を下げなさいというので、下げるとたちまち鍋の一杯の御馳走ができ、それで正月を過ごした。翌日になると、おじいさんとおばあさんは若返って大金持ちになった。これを知った隣の金持ちが「お前達はどうしてこのようになったのか」と言うので、「実は昨夜、年寄りが来てこんなことがあった」と話した。「それじゃあ、年寄りはどこにいるか」と聞くと、「今頃は村外れだろう」と言った。金持ちは急いでこの年寄りを呼び戻し、「私達も金持ちにさせて下さい」と頼んだ。すると金持ちはあべこべに年寄りになり、猿になった。それから猿が「私たちの家を返せ、返せ」と文句を言いに来た。ある人に、「困っている」と言うと、「それならマーイサーを焼いておけば猿は来なくなる」と教えた。その通りにマーイサーを焼いておくと、猿が座り尻が赤くなった。
| レコード番号 | 47O412893 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C115 |
| 決定題名 | 猿長者(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 伊波信光 |
| 話者名かな | いはしんこう |
| 生年月日 | 19010221 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 石川市伊波 |
| 記録日 | 19820803 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石川市T31A14 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | おじいさん,大晦日,おばあさん,火正月,御馳走,金持ち,猿,マーイサー,赤尻 |
| 梗概(こうがい) | おじいさんが大晦日の日に、おじいさんとおばあさんの家を訪ねて来て、「一晩泊めて下さい」と頼んだ。おじいさんが「今日は大晦日だが何も食べるのがないんですよ」と言った。おじいさんとおばあさんは火正月をしていた。そこで、客が鍋を下げなさいというので、下げるとたちまち鍋の一杯の御馳走ができ、それで正月を過ごした。翌日になると、おじいさんとおばあさんは若返って大金持ちになった。これを知った隣の金持ちが「お前達はどうしてこのようになったのか」と言うので、「実は昨夜、年寄りが来てこんなことがあった」と話した。「それじゃあ、年寄りはどこにいるか」と聞くと、「今頃は村外れだろう」と言った。金持ちは急いでこの年寄りを呼び戻し、「私達も金持ちにさせて下さい」と頼んだ。すると金持ちはあべこべに年寄りになり、猿になった。それから猿が「私たちの家を返せ、返せ」と文句を言いに来た。ある人に、「困っている」と言うと、「それならマーイサーを焼いておけば猿は来なくなる」と教えた。その通りにマーイサーを焼いておくと、猿が座り尻が赤くなった。 |
| 全体の記録時間数 | 3:42 |
| 物語の時間数 | 3:38 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |