
吉屋チルーは大宜味に生まれ、そして名護で育ち、辻に売られて行く時に比謝橋で歌を歌った。売られて後、里帰りの時に雨が降ってどこで宿を取ろうかと迷っていると、ほんの少しランプの火が見えたので、そこに行って泊ることにした。そこはお爺さん1人暮らしで何もないので、「男ヤグサミヌチチャヌヌカミスルヤシガ ナントゥンストゥムティナミティタボリ」と歌ったので、このお爺さんはできると思って、私はどこそこの尾類なので、尋ねて来て下さいと言った。お爺さんは芋と鶏を持って吉屋チルーに会いに行くと、2階から見ていたチルーが「罪ねん鳥に縄かきてぃぬすが」というと、お爺さんが「トゥチ知らん鳥や罪やあらん」と歌った。またたくさんの侍が来たが、歌を返せない人は客に取らずに断っていた。1人の侍が百姓に化けて頬かむりをして歌を返したのでチルーが「これは私の客だ」といった。他の客は百姓を客に取るとはとバカにしたので、百姓は頬かむりを取り、着物を取ると立派な侍になり、みんなびっくりした。また、尾類アンマーがニンブチャーから大金を取って無理矢理にチルーの客にしたので、吉屋チルーは死んでしまった。尾類アンマーが墓参りに行って、「一万銭にふりてぃ二万銭捨てぃてぃ吉屋チルーや命までぃ」と歌を詠んだ。また城の名前を何にしようかと悩んでいると、吉屋チルーの骨が「アシビウチャガイル御茶御殿」と歌ったので、御茶屋御殿と名がついた。
| レコード番号 | 47O412794 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C111 |
| 決定題名 | 吉屋チルー(共通語混) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 渡久地苗 |
| 話者名かな | とぐちなえ |
| 生年月日 | 19150510 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 今帰仁村 |
| 記録日 | 19820802 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石川市T27B12 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 吉屋チルー,大宜味,名護,辻,比謝橋,歌,お爺さん,芋と鶏,侍,尾類アンマー,ニンブチャー,死んだ,御茶御殿 |
| 梗概(こうがい) | 吉屋チルーは大宜味に生まれ、そして名護で育ち、辻に売られて行く時に比謝橋で歌を歌った。売られて後、里帰りの時に雨が降ってどこで宿を取ろうかと迷っていると、ほんの少しランプの火が見えたので、そこに行って泊ることにした。そこはお爺さん1人暮らしで何もないので、「男ヤグサミヌチチャヌヌカミスルヤシガ ナントゥンストゥムティナミティタボリ」と歌ったので、このお爺さんはできると思って、私はどこそこの尾類なので、尋ねて来て下さいと言った。お爺さんは芋と鶏を持って吉屋チルーに会いに行くと、2階から見ていたチルーが「罪ねん鳥に縄かきてぃぬすが」というと、お爺さんが「トゥチ知らん鳥や罪やあらん」と歌った。またたくさんの侍が来たが、歌を返せない人は客に取らずに断っていた。1人の侍が百姓に化けて頬かむりをして歌を返したのでチルーが「これは私の客だ」といった。他の客は百姓を客に取るとはとバカにしたので、百姓は頬かむりを取り、着物を取ると立派な侍になり、みんなびっくりした。また、尾類アンマーがニンブチャーから大金を取って無理矢理にチルーの客にしたので、吉屋チルーは死んでしまった。尾類アンマーが墓参りに行って、「一万銭にふりてぃ二万銭捨てぃてぃ吉屋チルーや命までぃ」と歌を詠んだ。また城の名前を何にしようかと悩んでいると、吉屋チルーの骨が「アシビウチャガイル御茶御殿」と歌ったので、御茶屋御殿と名がついた。 |
| 全体の記録時間数 | 4:40 |
| 物語の時間数 | 4:36 |
| 言語識別 | 混在 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |