
運玉義留の本名はケラマカナーという名であった。ある首里の親方の所に使われていた。運玉義留が親方のカタカシラの髪を剃りながら、「私達も一生懸命勉強すればあなたのようになるでしょうか」と言うと、「お前たちみたいな百姓がどんなに勉強してもなれるはずがない。どううまくやっても掟までだ」と言った。「この世に名を残す為には盗人になるしかい」と言って運玉義留は盗人になった。運玉森で足音を立てないで走る稽古をして、半分は飛ぶように走った。前の主人の所へ行き、「このようになりました。あなたが何でもこの盗れというのは盗って差し上げます」と言った。主人は「お前ごときがこの家から何を盗ることができるか」と言った。運玉義留が「それならお前さんの黄金の枕を何時いつの日に盗る」と約束した。その約束の日に、親方は家の廻りを家来に見張らせていた。運玉義留は豆をたくさん買い、家の屋根からバラバラと撒いた。親方が「今日は雨が降るな、まさかこんな雨降りには運玉義留は来ないだろう」と安心して寝た。親方の顔にタオルの水を絞ってかけた。親方は「この家は雨が漏るな」と起きたところを、運玉義留がさっと枕を盗った。逃げるところを槍で足を突かれたが、「もう少しだったのに」と言ったので、槍を引いた時に逃げて行った。
| レコード番号 | 47O412719 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C108 |
| 決定題名 | 運玉義留 盗人の出世 金の枕(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 萩堂盛樽 |
| 話者名かな | おぎどうせいそん |
| 生年月日 | 18970428 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 石川市前原 |
| 記録日 | 19820804 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石川市T25A11 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 運玉義留,ケラマカナー,首里の親方,カタカシラ,掟,盗人,運玉森,黄金の枕 |
| 梗概(こうがい) | 運玉義留の本名はケラマカナーという名であった。ある首里の親方の所に使われていた。運玉義留が親方のカタカシラの髪を剃りながら、「私達も一生懸命勉強すればあなたのようになるでしょうか」と言うと、「お前たちみたいな百姓がどんなに勉強してもなれるはずがない。どううまくやっても掟までだ」と言った。「この世に名を残す為には盗人になるしかい」と言って運玉義留は盗人になった。運玉森で足音を立てないで走る稽古をして、半分は飛ぶように走った。前の主人の所へ行き、「このようになりました。あなたが何でもこの盗れというのは盗って差し上げます」と言った。主人は「お前ごときがこの家から何を盗ることができるか」と言った。運玉義留が「それならお前さんの黄金の枕を何時いつの日に盗る」と約束した。その約束の日に、親方は家の廻りを家来に見張らせていた。運玉義留は豆をたくさん買い、家の屋根からバラバラと撒いた。親方が「今日は雨が降るな、まさかこんな雨降りには運玉義留は来ないだろう」と安心して寝た。親方の顔にタオルの水を絞ってかけた。親方は「この家は雨が漏るな」と起きたところを、運玉義留がさっと枕を盗った。逃げるところを槍で足を突かれたが、「もう少しだったのに」と言ったので、槍を引いた時に逃げて行った。 |
| 全体の記録時間数 | 3:43 |
| 物語の時間数 | 3:43 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |