へびむこいり
布を織っている娘に毎晩美男子が忍んで来た。その娘の母親が「お前の所に忍び込んで来る男は本当の人間かと思うか」と尋ねると、娘は「美男子で赤手拭いを被ってきます」と話すと、「これは本当の人間ではないよ。お前が人間と思うなら着物の袖に糸を長く通した針を刺しておきなさい」と言うので、そのようにした。翌朝、娘と母親が糸を辿って確かめると、自分の屋敷内の岩の所に住みついているアカマターであった。その時に、娘は妊娠していたので、乳母に「どうしたらいいか」と聞くと、三月三日に海に行って潮水を3回蹴ったら陣痛が始まり、七匹の赤マタを産んだという。そのわけから毎年三月三日に海の砂を取って来て屋敷に撒くし、浜下りするのである。
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レコード番号 | 47O412704 |
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CD番号 | 47O41C108 |
決定題名 | 蛇婿入り(シマグチ) |
話者がつけた題名 | - |
話者名 | 新垣ミツ |
話者名かな | あらかきみつ |
生年月日 | 19150402 |
性別 | 女 |
出身地 | 石川市東恩納 |
記録日 | 19820802 |
記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
元テープ番号 | 石川市T24B06 |
元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
分類 | 12 |
発句(ほっく) | - |
伝承事情 | - |
文字化資料 | - |
キーワード | 布,娘,美男子,母親,赤手拭い,着物の袖,針,屋敷内の岩,アカマター,妊娠,三月三日,七匹の赤マタ,浜下り |
梗概(こうがい) | 布を織っている娘に毎晩美男子が忍んで来た。その娘の母親が「お前の所に忍び込んで来る男は本当の人間かと思うか」と尋ねると、娘は「美男子で赤手拭いを被ってきます」と話すと、「これは本当の人間ではないよ。お前が人間と思うなら着物の袖に糸を長く通した針を刺しておきなさい」と言うので、そのようにした。翌朝、娘と母親が糸を辿って確かめると、自分の屋敷内の岩の所に住みついているアカマターであった。その時に、娘は妊娠していたので、乳母に「どうしたらいいか」と聞くと、三月三日に海に行って潮水を3回蹴ったら陣痛が始まり、七匹の赤マタを産んだという。そのわけから毎年三月三日に海の砂を取って来て屋敷に撒くし、浜下りするのである。 |
全体の記録時間数 | 4:14 |
物語の時間数 | 4:00 |
言語識別 | 方言 |
音源の質 | 〇 |
テープ番号 | - |
予備項目1 | - |