
これね、前の保健所さあね、今、歴史資料館のちょっと上で、また今のプリンスホテルの下の方、向こうはあんなして宅地造成してしまったもんだから、はっきりどことは分からんけどもね。あそこの岩の下に、ちょっとこう穴があったんだよ。そこに骸骨が外に向かってね、二つあったんだよ。その骸骨を親子(うやっくわ)ワジャマーという。苦虫をかみつぶしたような顔をしていることをワジャマーというがね。そこに、親子(うやっくわ)ワジャマーという骸骨があってね、その骸骨にね、私達も学校からの帰りに薄の葉とか、草を持ってきて鼻にこんなふうにやるとね、私達の方がクシャミしよった。そういうようなことを、罰当るとか、何とかかんとか言いながら、ほんとにそれから考えて、罰が当たるというのはありえないと思うんだよねえ。だから、そのクシャミするのが罰されているのか、それ分からんけれども。もう一つの話はまた、戦前、暴風とか台風の場合に墓に埋められているのが、風に荒され、海に流されて海岸にきよったもんだ。暴風とか台風の場合は、海の海草がよく浜辺に上るさあね。あれは堆肥として使いよったさあ。藻、部落中の人は海草集めにきた。で、そのとき骸骨が流れてきてね。で、それの鼻をいじってみたら、そこでも、いじった人がクシャミをしよったというね。で、そういうことから考えるとやはり骸骨であってもなんであってもまだまだ魂があるんじゃないかということが考えられるさあね。どこいっても悪いことはできないって。
| レコード番号 | 47O412456 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C096 |
| 決定題名 | 親子ワジャマー(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 伊波幸重 |
| 話者名かな | いはこうじゅう |
| 生年月日 | 19200310 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 石川市石川 |
| 記録日 | 19820613 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石川市T12A08 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | いしかわの民話伝説編P62 |
| キーワード | 骸骨,を親子ワジャマー,暴風 |
| 梗概(こうがい) | これね、前の保健所さあね、今、歴史資料館のちょっと上で、また今のプリンスホテルの下の方、向こうはあんなして宅地造成してしまったもんだから、はっきりどことは分からんけどもね。あそこの岩の下に、ちょっとこう穴があったんだよ。そこに骸骨が外に向かってね、二つあったんだよ。その骸骨を親子(うやっくわ)ワジャマーという。苦虫をかみつぶしたような顔をしていることをワジャマーというがね。そこに、親子(うやっくわ)ワジャマーという骸骨があってね、その骸骨にね、私達も学校からの帰りに薄の葉とか、草を持ってきて鼻にこんなふうにやるとね、私達の方がクシャミしよった。そういうようなことを、罰当るとか、何とかかんとか言いながら、ほんとにそれから考えて、罰が当たるというのはありえないと思うんだよねえ。だから、そのクシャミするのが罰されているのか、それ分からんけれども。もう一つの話はまた、戦前、暴風とか台風の場合に墓に埋められているのが、風に荒され、海に流されて海岸にきよったもんだ。暴風とか台風の場合は、海の海草がよく浜辺に上るさあね。あれは堆肥として使いよったさあ。藻、部落中の人は海草集めにきた。で、そのとき骸骨が流れてきてね。で、それの鼻をいじってみたら、そこでも、いじった人がクシャミをしよったというね。で、そういうことから考えるとやはり骸骨であってもなんであってもまだまだ魂があるんじゃないかということが考えられるさあね。どこいっても悪いことはできないって。 |
| 全体の記録時間数 | 2:40 |
| 物語の時間数 | 2:29 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |