渡嘉敷ペークー 馬競争(共通語)

概要

非常に頭の切れる人であると聞いたですがね。昔は四月十五日になると、村や間切り、各部落なんかで馬の勝負があったわけですよね。昔の馬の勝負は、部落の一つの行事にもなっておったですがね。ぺークーはもう貧乏者で良く走るいい馬が買えなかったんじゃないですか。その行事にいつも負けよったそうですよ。いつも負けているから、「ペークーの馬が勝つわけないさあ。」というふうになってたそうだが、「とお、今度は、わしがぜひ勝ってみせようねえ。」と言うんだが、「口だけであって、まさか勝てるか。」と、みんなは信じないわけさあね。ちょうど、その馬の勝負の日になったら、まあそれぞれ自分の馬を準備して来て、あの時の馬はまた競馬に出しよったものはみんな雄ばかりでですよね。で、ペークーは雌馬(みーうま)持って行ったらしいですよ。「一番になると自分で言っているのに、今度は雌馬(みーうま)を持ち出した。」と言うことでみんな笑っていたらしい。「みんな雄の馬ばかり集まっているのに、雌の馬を持ってきても何になるか。」とみんなはまた笑うさあね。ということで一応走らせたら、この雌馬はちょうど盛っている馬でよう、そしてもう雄馬はもうこれの後についていったから、それで、ペークーの馬が一等になった。そういう話を聞いたことがあるけどよ。

再生時間:2:28

民話詳細DATA

レコード番号 47O412435
CD番号 47O41C095
決定題名 渡嘉敷ペークー 馬競争(共通語)
話者がつけた題名
話者名 佐次田秀松
話者名かな さじたひでまつ
生年月日 19130422
性別
出身地 石川市石川
記録日 19820613
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石川市T10B05
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 13
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 馬の勝負,ぺークー,貧乏者,雄馬,雌馬
梗概(こうがい) 非常に頭の切れる人であると聞いたですがね。昔は四月十五日になると、村や間切り、各部落なんかで馬の勝負があったわけですよね。昔の馬の勝負は、部落の一つの行事にもなっておったですがね。ぺークーはもう貧乏者で良く走るいい馬が買えなかったんじゃないですか。その行事にいつも負けよったそうですよ。いつも負けているから、「ペークーの馬が勝つわけないさあ。」というふうになってたそうだが、「とお、今度は、わしがぜひ勝ってみせようねえ。」と言うんだが、「口だけであって、まさか勝てるか。」と、みんなは信じないわけさあね。ちょうど、その馬の勝負の日になったら、まあそれぞれ自分の馬を準備して来て、あの時の馬はまた競馬に出しよったものはみんな雄ばかりでですよね。で、ペークーは雌馬(みーうま)持って行ったらしいですよ。「一番になると自分で言っているのに、今度は雌馬(みーうま)を持ち出した。」と言うことでみんな笑っていたらしい。「みんな雄の馬ばかり集まっているのに、雌の馬を持ってきても何になるか。」とみんなはまた笑うさあね。ということで一応走らせたら、この雌馬はちょうど盛っている馬でよう、そしてもう雄馬はもうこれの後についていったから、それで、ペークーの馬が一等になった。そういう話を聞いたことがあるけどよ。
全体の記録時間数 2:33
物語の時間数 2:28
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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