
昔、沖縄に渡嘉敷ペークという大変な頓知、いわゆる知恵のある方がいらっしゃったようだ。この人は、四、五人と一緒に、王様の妻、いわゆるもうウナジャラがお出かけになられるから、お供をいいつけられたようだ。「どこへ、行かれますか。」と言うと、このウナジャラ達は、「。」昔のもう小湾に別荘があったから、「小湾の別荘へ行かれる。女達だけではいろいろ乱暴をされたりするといけない。お前達男が少し先に立ってお供しなさい。」と渡嘉敷ペークをお供の大将にと決めたようだ。まっ先に立って守る役さ。そしたら、他のお供の者たちは、「はあ、この人は風変りな話も上手だし、この人を連れていってしまったら、いろんな話などをして、ウナジャラにご無礼になるような話などしたら、大変なことだよ。」って大変心配しているわけよ。それで、いよいよ小湾の浜にお出かけになるお供の役をする日になって、渡嘉敷ペークとほかのお供の者たちも、女も多勢遠い首里から、社壇を越して小湾の浜に降りてこられたわけ。着くと同時に、浜ではホーゲーラーは、風が吹くとこんなふうに葉がかえったりして白くなるよ。王の奥方が 「ああ、珍しいこと。ねえ、ペーク。むこうのあの草はなんというの。」って言ったら、こんなところでもう女性の隠し所の話をするのは大変でしょう。ウナジャラの前で屁や女性の隠し所の話をするのは、もう無礼になるからと、渡嘉敷ペークは知恵をはたらかせてね、「あれは、ホーゲーラーでございます。」と、こういったという話。
| レコード番号 | 47O412288 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C088 |
| 決定題名 | 渡嘉敷ペーク(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 平良哲雄 |
| 話者名かな | たいらてつお |
| 生年月日 | 19070518 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 石川市伊波 |
| 記録日 | 19820314 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石川市T04A24 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 13 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | いしかわの民話昔話編P250 |
| キーワード | 渡嘉敷ペーク,頓知,王様の妻,ウナジャラ,小湾に別荘,渡嘉敷ペーク,首里,社壇,ホーゲーラー |
| 梗概(こうがい) | 昔、沖縄に渡嘉敷ペークという大変な頓知、いわゆる知恵のある方がいらっしゃったようだ。この人は、四、五人と一緒に、王様の妻、いわゆるもうウナジャラがお出かけになられるから、お供をいいつけられたようだ。「どこへ、行かれますか。」と言うと、このウナジャラ達は、「。」昔のもう小湾に別荘があったから、「小湾の別荘へ行かれる。女達だけではいろいろ乱暴をされたりするといけない。お前達男が少し先に立ってお供しなさい。」と渡嘉敷ペークをお供の大将にと決めたようだ。まっ先に立って守る役さ。そしたら、他のお供の者たちは、「はあ、この人は風変りな話も上手だし、この人を連れていってしまったら、いろんな話などをして、ウナジャラにご無礼になるような話などしたら、大変なことだよ。」って大変心配しているわけよ。それで、いよいよ小湾の浜にお出かけになるお供の役をする日になって、渡嘉敷ペークとほかのお供の者たちも、女も多勢遠い首里から、社壇を越して小湾の浜に降りてこられたわけ。着くと同時に、浜ではホーゲーラーは、風が吹くとこんなふうに葉がかえったりして白くなるよ。王の奥方が 「ああ、珍しいこと。ねえ、ペーク。むこうのあの草はなんというの。」って言ったら、こんなところでもう女性の隠し所の話をするのは大変でしょう。ウナジャラの前で屁や女性の隠し所の話をするのは、もう無礼になるからと、渡嘉敷ペークは知恵をはたらかせてね、「あれは、ホーゲーラーでございます。」と、こういったという話。 |
| 全体の記録時間数 | 3:37 |
| 物語の時間数 | 3:21 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |