
うちのボーシータンメーが、朝、太陽がかんかん照っているときに、牛の草を刈りていらっしゃるときにね、急に、目が見えなくなってしまったって。トゥールガマのビジュルとウジュマガーのビジュルとは夫婦でいらしゃる。向こうは男、ここは女。夫婦が会う日に、うちのお爺さんが、出くわしてしまってね。うちのお爺さんは、稲光を見てしまった。雷がパチパチと鳴ったりして、目が見えなくなった。ウジュマガーに刈った草を担いだまま落ちてしまわれたって。それで、鎌で、手を切って血ぃダラダラして怪我をしてし
まわれた。「なんで、おじいの手は。」と。「はあ、ウジュマーガーで、牛の草を担いでいたら、稲光がピーカ、ピーカして目が見えなくなって川に落ちて、鎌で手を切ってしまったんだよ。」と言った。「これは、何かのお告げかも知れない。」と、シムチの家に行ったわけさ。「うちのお爺さんは、そのような目に遇ったのですが、何事かなければいいが。」と。すると、「そこは、両方に仏様が居られますか。トゥールガ
マーの洞窟に居られるのは男だけ。ここは女であるが、それは、九年毎の夫婦が逢う日に、君達のお爺さんともばったり出会ってしまって、その稲光で目が見えなくなって川に落ちたのであって、家族に障り事はないから。」と。「ああ、そうなんですか。」と。それだけだよ。
| レコード番号 | 47O422002 |
|---|---|
| CD番号 | 47O42C062 |
| 決定題名 | ビジュルの祟り(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 兼城賢昌 |
| 話者名かな | かねしろけんしょう |
| 生年月日 | 19130909 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 具志川市豊原 |
| 記録日 | 19800807 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | 具志川市T56 B4 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 30 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 具志川市史第3巻上424頁 |
| キーワード | 太陽,トゥールガマ,草刈,夫婦,稲光,ウジュマガー, |
| 梗概(こうがい) | うちのボーシータンメーが、朝、太陽がかんかん照っているときに、牛の草を刈りていらっしゃるときにね、急に、目が見えなくなってしまったって。トゥールガマのビジュルとウジュマガーのビジュルとは夫婦でいらしゃる。向こうは男、ここは女。夫婦が会う日に、うちのお爺さんが、出くわしてしまってね。うちのお爺さんは、稲光を見てしまった。雷がパチパチと鳴ったりして、目が見えなくなった。ウジュマガーに刈った草を担いだまま落ちてしまわれたって。それで、鎌で、手を切って血ぃダラダラして怪我をしてし まわれた。「なんで、おじいの手は。」と。「はあ、ウジュマーガーで、牛の草を担いでいたら、稲光がピーカ、ピーカして目が見えなくなって川に落ちて、鎌で手を切ってしまったんだよ。」と言った。「これは、何かのお告げかも知れない。」と、シムチの家に行ったわけさ。「うちのお爺さんは、そのような目に遇ったのですが、何事かなければいいが。」と。すると、「そこは、両方に仏様が居られますか。トゥールガ マーの洞窟に居られるのは男だけ。ここは女であるが、それは、九年毎の夫婦が逢う日に、君達のお爺さんともばったり出会ってしまって、その稲光で目が見えなくなって川に落ちたのであって、家族に障り事はないから。」と。「ああ、そうなんですか。」と。それだけだよ。 |
| 全体の記録時間数 | 3:19 |
| 物語の時間数 | 3:19 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |