
屋慶名の森根という家には、首里勤めをしている人が居られた。大晦日だから、家に帰ろうと思って、首里から歩いていらした。やがて、トゥールガマーの所に来たら、道の形も見えないくらいに、真っ暗くなった。すると、今度は、恐ろしいほどに雨が降ってきたらしい。「真っ暗で道の形も見えない。もう、何処に行けばいいのか、道が何処なのかも分からない。」と、トゥールガマーの所で、立ち寄り雨宿りをしたようだね。「大晦日は、ぜひ、家に帰らなければならないので、降る雨を晴らして、道の形も分からないので、道も何処だと分かるように見守ってください。」と言って、仏様に手を合わせたらしい。そうしたら、大粒な雨も晴れて、次第に明るくなって、道の形も見えてきたんですね。それから屋慶名の番所をめざして歩いた。大晦日の日に首里から下りていらしたから、また、夜の道を首里からいらしたという、そのようなことから、森根一族は、必ず元旦の日、夜が明けないうちに、人目につかない朝早く、トゥールガマを拝んでですね、帰って行きますよ。
| レコード番号 | 47O422001 |
|---|---|
| CD番号 | 47O42C062 |
| 決定題名 | トゥールガマのビジュル(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 兼城賢昌 |
| 話者名かな | かねしろけんしょう |
| 生年月日 | 19130909 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 具志川市豊原 |
| 記録日 | 19800807 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | 具志川市T56 B3 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 具志川市史第3巻上419頁 |
| キーワード | 屋慶名,首里王府,大晦日,トゥールガマ,雨宿り,雨,ムイニー, |
| 梗概(こうがい) | 屋慶名の森根という家には、首里勤めをしている人が居られた。大晦日だから、家に帰ろうと思って、首里から歩いていらした。やがて、トゥールガマーの所に来たら、道の形も見えないくらいに、真っ暗くなった。すると、今度は、恐ろしいほどに雨が降ってきたらしい。「真っ暗で道の形も見えない。もう、何処に行けばいいのか、道が何処なのかも分からない。」と、トゥールガマーの所で、立ち寄り雨宿りをしたようだね。「大晦日は、ぜひ、家に帰らなければならないので、降る雨を晴らして、道の形も分からないので、道も何処だと分かるように見守ってください。」と言って、仏様に手を合わせたらしい。そうしたら、大粒な雨も晴れて、次第に明るくなって、道の形も見えてきたんですね。それから屋慶名の番所をめざして歩いた。大晦日の日に首里から下りていらしたから、また、夜の道を首里からいらしたという、そのようなことから、森根一族は、必ず元旦の日、夜が明けないうちに、人目につかない朝早く、トゥールガマを拝んでですね、帰って行きますよ。 |
| 全体の記録時間数 | 5:14 |
| 物語の時間数 | 5:14 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |