
昔、高江洲に、高江洲エーキという、大変な金持ち居られたって。その人が元気なときですね、前原の海岸の東側に、仲嶺大岩というクルマー石が立っていたわけ。それを立てたのは、高江洲エーキーだったって。なぜ、それを立てたかというと、「そこまで、陸地になったら、私の物だ。」という印だったって。この人は非常に金もあり、土地もあり、偉い人でもあったいうわけさあね。そこは高江洲の元家でもある。那覇に用事に行ったときに市場で、市場の人が話していたって。「中頭で、三日三晩燃える大火事があったってさあ。」と。その話を聞かれて、「中頭に、こんなに長い間燃える屋敷というのは、うちの屋敷以外にはないが。うちだな。」と勘づかれたって。そうして、帰って来たら、自分の屋敷は全部焼けてしまって、無くなっていたわけ。そうして、この人は意地を出し、自分の屋敷を片づけて、立派に家を造った。たくさんの茅を集めることは、なかなか出来ないので、自分の田の稲を刈って、それで立派に造られたって。火事の原因が何であったかというと、勝連に通って祝女をやっていた娘が、若者の賄いの支度をして、火の後始末が悪かったって。それから火が出て、大きな屋敷を焼き尽くしてしまったという話だよ。
| レコード番号 | 47O422000 |
|---|---|
| CD番号 | 47O42C061 |
| 決定題名 | 髙江洲エーキ(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | タケーシエーキの話 |
| 話者名 | 照屋次郎 |
| 話者名かな | てるやじろう |
| 生年月日 | 19010124 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 具志川市豊原 |
| 記録日 | 19800807 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | - |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 具志川市史第3巻上404頁 |
| キーワード | 髙江洲エーキ,前原,仲嶺大主,土地の境,那覇,火事, |
| 梗概(こうがい) | 昔、高江洲に、高江洲エーキという、大変な金持ち居られたって。その人が元気なときですね、前原の海岸の東側に、仲嶺大岩というクルマー石が立っていたわけ。それを立てたのは、高江洲エーキーだったって。なぜ、それを立てたかというと、「そこまで、陸地になったら、私の物だ。」という印だったって。この人は非常に金もあり、土地もあり、偉い人でもあったいうわけさあね。そこは高江洲の元家でもある。那覇に用事に行ったときに市場で、市場の人が話していたって。「中頭で、三日三晩燃える大火事があったってさあ。」と。その話を聞かれて、「中頭に、こんなに長い間燃える屋敷というのは、うちの屋敷以外にはないが。うちだな。」と勘づかれたって。そうして、帰って来たら、自分の屋敷は全部焼けてしまって、無くなっていたわけ。そうして、この人は意地を出し、自分の屋敷を片づけて、立派に家を造った。たくさんの茅を集めることは、なかなか出来ないので、自分の田の稲を刈って、それで立派に造られたって。火事の原因が何であったかというと、勝連に通って祝女をやっていた娘が、若者の賄いの支度をして、火の後始末が悪かったって。それから火が出て、大きな屋敷を焼き尽くしてしまったという話だよ。 |
| 全体の記録時間数 | 3:45 |
| 物語の時間数 | 3:45 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |