蠅が手をする訳(シマグチ混じり)

概要

飛び回っている蠅ね。この蠅は、大変悪賢くて。それで、御主加那志前の前に行って、「御主加那志前様、あいつ、クラー(雀)の奴は、あのように木の枝から枝へ飛び回るが、ときどきはお倉の中に入って、倉の米を全部食べてしまいますよ。」と言った。「こいつクラーはそんなことをするのか。それなら、ここに呼んで罰を与えよう。」と言った。それを聞いていたクラーは、木の上から、「御主加那志前様、そうではありませんよ。この蠅のやつは、あなたが今、お召し上がりになっているお盆の上をぐるぐる飛び回っていますよ。」「あれそうなのか、この蠅の奴。」と言って、パチンと叩いたら、蠅はもう、「私が悪うございました。」と言って、こうして手を合わせた。それ以来、蠅はパチンと叩いたら、飛んで行って手を合わせ悪かったとあやまるようになった。

再生時間:1:23

民話詳細DATA

レコード番号 47O421976
CD番号 47O42C061
決定題名 蠅が手をする訳(シマグチ混じり)
話者がつけた題名
話者名 上江洲安英
話者名かな うえずあんえい
生年月日 19100302
性別
出身地 具志川市塩屋
記録日 19800806
記録者の所属組織 沖縄口承文芸調査団
元テープ番号 具志川市T55 B8
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 11
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 具志川市史第3巻下40頁 通観847頁
キーワード 蠅,御主加那志,雀,倉,米,お膳,手
梗概(こうがい) 飛び回っている蠅ね。この蠅は、大変悪賢くて。それで、御主加那志前の前に行って、「御主加那志前様、あいつ、クラー(雀)の奴は、あのように木の枝から枝へ飛び回るが、ときどきはお倉の中に入って、倉の米を全部食べてしまいますよ。」と言った。「こいつクラーはそんなことをするのか。それなら、ここに呼んで罰を与えよう。」と言った。それを聞いていたクラーは、木の上から、「御主加那志前様、そうではありませんよ。この蠅のやつは、あなたが今、お召し上がりになっているお盆の上をぐるぐる飛び回っていますよ。」「あれそうなのか、この蠅の奴。」と言って、パチンと叩いたら、蠅はもう、「私が悪うございました。」と言って、こうして手を合わせた。それ以来、蠅はパチンと叩いたら、飛んで行って手を合わせ悪かったとあやまるようになった。
全体の記録時間数 1:23
物語の時間数 1:23
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

トップに戻る

TOP