
国頭生まれの子馬は山火事で母馬を失った。子馬は雄で、成長してから、首里まで荷物を積んで働いていた。首里の真謝というサムライ(士族)がこの馬を見て、「沖縄のウトゥシー馬(名高い馬)に育てるから売ってくれ。」と言い、主は泣く泣くこの馬を売った。ナカタアオギという名馬になり、薩摩に奉納せよということになった。薩摩では、この馬をまったく扱えず、調教せよと真謝が呼ばれた。真謝が馬小屋に行くと、馬は飛び上がって喜び、ハイキ(馬小屋の出入口、普通二本の棒を用いる)を開けると同時に駆けだした。すばやく飛び乗った真謝は、手綱もなしに、クヌイ(ゆっくり乗って走らす)からはじめて、カキバイ(駆け足)イーシバイ(並足、四つの足が交互にになる走る)などさまざまな乗り方をして見せた。翌日、薩摩は馬場に大きな穴を堀り馬もろとも真謝を殺そうと企んだ。馬は、この穴のところへ来ると、穴の二倍も飛び越えた。薩摩はこれほどの乗馬術をもった真謝を三年間滞在させ、乗馬術を習った。真謝はたくさんの褒美をもらい沖縄に帰って来た。
| レコード番号 | 47O421826 |
|---|---|
| CD番号 | 47O42C056 |
| 決定題名 | 馬乗り眞謝(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | 名馬ナカタアオゲ |
| 話者名 | 福原兼良 |
| 話者名かな | ふくはらけんりょう |
| 生年月日 | 18990118 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 具志川市安慶名 |
| 記録日 | 19800805 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | 具志川市T51 B2 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20,30 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 具志川市史第3巻上801頁 |
| キーワード | 子馬,国頭,山火事,首里,眞謝,士族,ナカタアオギ,調教,馬小屋,薩摩, |
| 梗概(こうがい) | 国頭生まれの子馬は山火事で母馬を失った。子馬は雄で、成長してから、首里まで荷物を積んで働いていた。首里の真謝というサムライ(士族)がこの馬を見て、「沖縄のウトゥシー馬(名高い馬)に育てるから売ってくれ。」と言い、主は泣く泣くこの馬を売った。ナカタアオギという名馬になり、薩摩に奉納せよということになった。薩摩では、この馬をまったく扱えず、調教せよと真謝が呼ばれた。真謝が馬小屋に行くと、馬は飛び上がって喜び、ハイキ(馬小屋の出入口、普通二本の棒を用いる)を開けると同時に駆けだした。すばやく飛び乗った真謝は、手綱もなしに、クヌイ(ゆっくり乗って走らす)からはじめて、カキバイ(駆け足)イーシバイ(並足、四つの足が交互にになる走る)などさまざまな乗り方をして見せた。翌日、薩摩は馬場に大きな穴を堀り馬もろとも真謝を殺そうと企んだ。馬は、この穴のところへ来ると、穴の二倍も飛び越えた。薩摩はこれほどの乗馬術をもった真謝を三年間滞在させ、乗馬術を習った。真謝はたくさんの褒美をもらい沖縄に帰って来た。 |
| 全体の記録時間数 | 10:18 |
| 物語の時間数 | 10:18 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |