
ウンケー情け‥‥この油売りの女は、晩まで商いをしてもお米もお肉も買えなかった。夫はもう亡くなっていたというんです。「ウンケーは、明日しよう。」と言って寝てしまったらしい。その晩、城間仲の主人が夕飯を済ませて、夕涼みに出てみると、この油売りの女の家の袖垣の真向かいで、もう入ろうか入らないかして、おろおろしているこの家の旦那さんの幽霊を見つけた。入ろうとしても、ウンケーもされてないから入れなくて。 そして、城間仲の主人が、家に入って来て、「いゃー、グヮンス持っちょーみ(あなた方には、仏壇があるか)。あんたの身内で誰か死んだ人がいるか。」と言ったら、「はい、もう夫が死んでいます。」と言った。「今日のウンケーは、やったか。」と言うたから、「商いに行って遅くなり、また何も供えるものがないので、ウンケーは明日しようと思っています。」と、答えた。そこで、この城間仲の主人は、自分の家からお米や肉を持って来た。そして、これを油売りに与えて、「これを炊いて、早くお迎えしなさい。」と言うてから、「もう今ごろからお汁作ったりご飯炊いたりするよりは、ジューシーメーにして供えたほうがいいよ。」と教えた。ウンケージューシーというのは、このおじいさんの話から出たって。二、三日してから、亡くなった油売りの夫の霊がこの城間仲の家に来て、「この前は、本当にありがとうございました。あなた様の墓の風水は、どこどこに造って下さい。」と、こう言ったらしい。それから、この城間仲の墓は、死んだ人が風水は組んであるといわれているよ。
| レコード番号 | 47O421725 |
|---|---|
| CD番号 | 47O42C053 |
| 決定題名 | 城間仲 幽霊風水(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 長嶺カメ |
| 話者名かな | ながみねかめ |
| 生年月日 | 19100923 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 具志川市豊原 |
| 記録日 | 19800807 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | 具志川市T48 B10 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20,12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 具志川市史第3巻上687頁 |
| キーワード | ウンケー,油売り,幽霊,ジューシーメー,城間仲,風水,墓 |
| 梗概(こうがい) | ウンケー情け‥‥この油売りの女は、晩まで商いをしてもお米もお肉も買えなかった。夫はもう亡くなっていたというんです。「ウンケーは、明日しよう。」と言って寝てしまったらしい。その晩、城間仲の主人が夕飯を済ませて、夕涼みに出てみると、この油売りの女の家の袖垣の真向かいで、もう入ろうか入らないかして、おろおろしているこの家の旦那さんの幽霊を見つけた。入ろうとしても、ウンケーもされてないから入れなくて。 そして、城間仲の主人が、家に入って来て、「いゃー、グヮンス持っちょーみ(あなた方には、仏壇があるか)。あんたの身内で誰か死んだ人がいるか。」と言ったら、「はい、もう夫が死んでいます。」と言った。「今日のウンケーは、やったか。」と言うたから、「商いに行って遅くなり、また何も供えるものがないので、ウンケーは明日しようと思っています。」と、答えた。そこで、この城間仲の主人は、自分の家からお米や肉を持って来た。そして、これを油売りに与えて、「これを炊いて、早くお迎えしなさい。」と言うてから、「もう今ごろからお汁作ったりご飯炊いたりするよりは、ジューシーメーにして供えたほうがいいよ。」と教えた。ウンケージューシーというのは、このおじいさんの話から出たって。二、三日してから、亡くなった油売りの夫の霊がこの城間仲の家に来て、「この前は、本当にありがとうございました。あなた様の墓の風水は、どこどこに造って下さい。」と、こう言ったらしい。それから、この城間仲の墓は、死んだ人が風水は組んであるといわれているよ。 |
| 全体の記録時間数 | 3:14 |
| 物語の時間数 | 3:14 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |