
夫との子供ではなかったのでしょう、その人は腹の子どもをおろすといって、鉄を煎じて飲んでいた。この子の体は全部、カネで包まれていた。10月を持ち越したので、どうにか生まれてくれと願っていた。「私が生まれたら、アヤーの命はありませんよ」と腹の中から言った。「命は亡くなってもいいから、生まれなさい」と言ったので、胸を裂いて生まれた。その人の体は全部鉄で喉だけが肉であった。戦が唐か内地から沖縄に攻めてきたので、この人は弓を放しても体が鉄なので通らない。そのため攻めてくる人はいつも負けていた。ヒゲを剃る人がいて、その人が首にカミソリをたて、命を落としてしまった。しかし、死んでもその人の足をつかみ、片足を西の海に、もう片足を東の海に投げたという。そして、生きて千人、死んで千人といわれ、その人が死んだので、葬ったが戦が押しかけたので、「とうとうチョーフグン親方を出して、首里のどこかに立たしたら、口から蛆がぐゎさぐゎさ出たので、チョーフグン親方は死んだはずだが、ハチャグミを食べているよといって、戻って行ったという。だから、死んでからも戦を負かした。
| レコード番号 | 47O421688 |
|---|---|
| CD番号 | 47O42C052 |
| 決定題名 | チョーフグン親方(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 兼城文 |
| 話者名かな | かねしろふみ |
| 生年月日 | 18990315 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 具志川市宇堅 |
| 記録日 | 19800803 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | 具志川市T47 B21 |
| 元テープ管理者 | 伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 鉄,煎じる,戦,喉の肉,カミソリ,西の海,東の海,蛆,チョーフグン親方 |
| 梗概(こうがい) | 夫との子供ではなかったのでしょう、その人は腹の子どもをおろすといって、鉄を煎じて飲んでいた。この子の体は全部、カネで包まれていた。10月を持ち越したので、どうにか生まれてくれと願っていた。「私が生まれたら、アヤーの命はありませんよ」と腹の中から言った。「命は亡くなってもいいから、生まれなさい」と言ったので、胸を裂いて生まれた。その人の体は全部鉄で喉だけが肉であった。戦が唐か内地から沖縄に攻めてきたので、この人は弓を放しても体が鉄なので通らない。そのため攻めてくる人はいつも負けていた。ヒゲを剃る人がいて、その人が首にカミソリをたて、命を落としてしまった。しかし、死んでもその人の足をつかみ、片足を西の海に、もう片足を東の海に投げたという。そして、生きて千人、死んで千人といわれ、その人が死んだので、葬ったが戦が押しかけたので、「とうとうチョーフグン親方を出して、首里のどこかに立たしたら、口から蛆がぐゎさぐゎさ出たので、チョーフグン親方は死んだはずだが、ハチャグミを食べているよといって、戻って行ったという。だから、死んでからも戦を負かした。 |
| 全体の記録時間数 | 3:39 |
| 物語の時間数 | 3:39 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |