
冗談話だよ。昔の女はね、夫持ちともなれば、朝は午前二時には起きて、ごみを燃やした火で芋を煮ていた。芋を煮る釜の後ろにね、灰溜めというのがあったって。灰を入れて置く灰溜めがあるが、端の方には、種物などを入れてある甕が置かれていた。そこに、盗人が隠れていたって。そうして、この嫁さんはね、明け方の暗いうちに、芋を煮ようとして、火を燃やしているのに、すぐ、屁をプープー、プープーとひってしまった。この嫁さんは、あんまり珍しくて、「う竈がひったのかね、私がひったのかね、う竈がひったのか、私がひったのか。」と独り言を言ったからね、この盗人は、おかしくてここにおれなくなり、すぐ出て行ってしまったって。そうして、盗みはされなかったって、この話。おしまい。
| レコード番号 | 47O421533 |
|---|---|
| CD番号 | 47O42C047 |
| 決定題名 | 屁と盗人(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 運天スエ |
| 話者名かな | うんてんすえ |
| 生年月日 | 19100212 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 那覇市首里 |
| 記録日 | 19800804 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | 具志川市T44 A6 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 13 |
| 発句(ほっく) | テーファー話グヮーやー |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 具志川市史第3巻下714頁 |
| キーワード | 芋,釜,瓶,盗人,屁, |
| 梗概(こうがい) | 冗談話だよ。昔の女はね、夫持ちともなれば、朝は午前二時には起きて、ごみを燃やした火で芋を煮ていた。芋を煮る釜の後ろにね、灰溜めというのがあったって。灰を入れて置く灰溜めがあるが、端の方には、種物などを入れてある甕が置かれていた。そこに、盗人が隠れていたって。そうして、この嫁さんはね、明け方の暗いうちに、芋を煮ようとして、火を燃やしているのに、すぐ、屁をプープー、プープーとひってしまった。この嫁さんは、あんまり珍しくて、「う竈がひったのかね、私がひったのかね、う竈がひったのか、私がひったのか。」と独り言を言ったからね、この盗人は、おかしくてここにおれなくなり、すぐ出て行ってしまったって。そうして、盗みはされなかったって、この話。おしまい。 |
| 全体の記録時間数 | 1:07 |
| 物語の時間数 | 1:07 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |