
お父さんの七十三のお祝いのとき、御馳走はウーニー(お祝いのとき作る料理名、肉、豆腐、大根、昆布など材料を大きく切ったもの)するのか、クーニー(小さく切ったもの)するのかと相談していた。末娘が、「塩があれば御馳走はおいしくできますよ。」と言ったから、「親にこんなふうにものをいうのか、これは引きずり出さないといけない。」と言って、家から出されたって。娘は、ある金持ちの女中になった。そこの家で嫁選びがあった。みんなが下手な踊りをしたので、その女中は自分の方が上手に踊れると、何もいわずに着飾って踊った。そこの息子は、「今踊っている女を妻にする。」と言ったから、「私はただ踊っただけで、嫁にはなりません。」と言って、急いで台所へ逃げ着替えてから仕事をしていたって。この上手に踊った女を捜してもいないので、女中たちを調べてみたら、踊っていたときの着物を捜し出した。息子は女のことを思って眠れずにいたので、親が女中の柳行李の中に着物を入れて、これが盗んであったと女中のせいにしようと考えたが、この女中は、「これは私の物です。私は嫁になりにきたのではない、踊っただけです。」と言った。そうして、女中の親たちをお連れして、嫁にしようと相談した。この女中は、「塩を入れなければおいしいものはできない。」と言ったために、家を出されていたので、親たちに薄味の御馳走を出した。そうしたら、「あなた方の御馳走は上等だが、味がない、食べられない。」と言ったので、そのときに自分の娘が出てきたので、親はびっくりしたって。
| レコード番号 | 47O421517 |
|---|---|
| CD番号 | 47O42C047 |
| 決定題名 | 灰坊(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 運天スエ |
| 話者名かな | うんてんすえ |
| 生年月日 | 19100212 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 那覇市首里 |
| 記録日 | 19800804 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | 具志川市T43 B8 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 具志川市史第3巻下394頁 |
| キーワード | 73祝,ご馳走,ウーニー,クーニー,塩,娘,女中,嫁選び,柳行李 |
| 梗概(こうがい) | お父さんの七十三のお祝いのとき、御馳走はウーニー(お祝いのとき作る料理名、肉、豆腐、大根、昆布など材料を大きく切ったもの)するのか、クーニー(小さく切ったもの)するのかと相談していた。末娘が、「塩があれば御馳走はおいしくできますよ。」と言ったから、「親にこんなふうにものをいうのか、これは引きずり出さないといけない。」と言って、家から出されたって。娘は、ある金持ちの女中になった。そこの家で嫁選びがあった。みんなが下手な踊りをしたので、その女中は自分の方が上手に踊れると、何もいわずに着飾って踊った。そこの息子は、「今踊っている女を妻にする。」と言ったから、「私はただ踊っただけで、嫁にはなりません。」と言って、急いで台所へ逃げ着替えてから仕事をしていたって。この上手に踊った女を捜してもいないので、女中たちを調べてみたら、踊っていたときの着物を捜し出した。息子は女のことを思って眠れずにいたので、親が女中の柳行李の中に着物を入れて、これが盗んであったと女中のせいにしようと考えたが、この女中は、「これは私の物です。私は嫁になりにきたのではない、踊っただけです。」と言った。そうして、女中の親たちをお連れして、嫁にしようと相談した。この女中は、「塩を入れなければおいしいものはできない。」と言ったために、家を出されていたので、親たちに薄味の御馳走を出した。そうしたら、「あなた方の御馳走は上等だが、味がない、食べられない。」と言ったので、そのときに自分の娘が出てきたので、親はびっくりしたって。 |
| 全体の記録時間数 | 4:05 |
| 物語の時間数 | 4:05 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |