
「支那の国に行って一緒に空手を習ってきましょう。」と言って、二人の男が空手を習いに行った。二人とも男の格好をしていたが一人は女の人だったって。そうして、帰るときに女が、「七つの国に八つの国、クロカネ叩くグテングテン十五夜の月。」と男に言ったわけ。男にはその意味が分からないので、隣のお婆さんに、「私と一緒に空手を習った男が、私にこう言ったが何の意味ですかね。」と聞いたから、「その歌を作ったのは男ではない女だよ。」と。七つの国から八つの国に行って、クロカネ叩くグテングテンというのは鍛冶屋の側で、十五夜の月というのは女はまさに旦那をもってもいい、あんたの妻になるから捜して来いという意味だよと教えた。だが、女はそんな歌を作ってやっても男は捜しに来ないから、別の人の嫁になろうとしていた。そのときに、男は嫁入りの女を乗せている駕籠担ぎになり、「七つの国に八つの国、クロカネ叩くグテングテン十五夜の月。」と言ったから、「ちょっと待って、駕籠を下ろしてくれ、あなたは私を捜してくれた、私の旦那だよ。」と言って、嫁になったという話。
| レコード番号 | 47O421474 |
|---|---|
| CD番号 | 47O42C046 |
| 決定題名 | 難題婿(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 稲福蒲太 |
| 話者名かな | いなふくかまた |
| 生年月日 | 18971010 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 具志川市兼箇段 |
| 記録日 | 19800809 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | 具志川T42 B3 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 具志川市史第3巻下143頁 通観119頁 |
| キーワード | シナ,空手,七つの国,八つの国,十五夜の月,駕籠 |
| 梗概(こうがい) | 「支那の国に行って一緒に空手を習ってきましょう。」と言って、二人の男が空手を習いに行った。二人とも男の格好をしていたが一人は女の人だったって。そうして、帰るときに女が、「七つの国に八つの国、クロカネ叩くグテングテン十五夜の月。」と男に言ったわけ。男にはその意味が分からないので、隣のお婆さんに、「私と一緒に空手を習った男が、私にこう言ったが何の意味ですかね。」と聞いたから、「その歌を作ったのは男ではない女だよ。」と。七つの国から八つの国に行って、クロカネ叩くグテングテンというのは鍛冶屋の側で、十五夜の月というのは女はまさに旦那をもってもいい、あんたの妻になるから捜して来いという意味だよと教えた。だが、女はそんな歌を作ってやっても男は捜しに来ないから、別の人の嫁になろうとしていた。そのときに、男は嫁入りの女を乗せている駕籠担ぎになり、「七つの国に八つの国、クロカネ叩くグテングテン十五夜の月。」と言ったから、「ちょっと待って、駕籠を下ろしてくれ、あなたは私を捜してくれた、私の旦那だよ。」と言って、嫁になったという話。 |
| 全体の記録時間数 | 3:28 |
| 物語の時間数 | 3:28 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |