
どれ扇の寿命の話を述べてみましょう。昔、ある人が扇をとても大切にしていました。その人は、扇をスムチ(易者)の家に持って行って、「この扇はいつ破れるか。」と聞いてみた。すると、そのスムチが、 「これは、何月何日の何時ごろ破れるよ。」と言った。「不思議だな、扇がそのように破れるものかな。」と言って、ござを敷いてその上に扇をひろてげ置いて、「今に破れる、破れる。」と。「時間はせまって来た、あっ、今、破れるがね。」としているときに、妻が昼飯を準備して来て、「昼飯を召し上がってください。」と、そこに置いた。「今、破れる、破れる。」と言って、扇を見つめ昼飯は召し上がらなかったので、「せっかく、温めて来たのに、また、冷たくしてしまうのか。」と言って、あっと言う間に、後ろからその扇を取って壊してしまったらしい。
| レコード番号 | 47O420983 |
|---|---|
| CD番号 | 47O42C030 |
| 決定題名 | 扇の寿命(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | 寿命の話 |
| 話者名 | 幸喜得英 |
| 話者名かな | こうきとくえい |
| 生年月日 | 19120120 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 具志川市西原 |
| 記録日 | 19800801 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | 具志川市T29 A5 |
| 元テープ管理者 | 伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 具志川市史第3巻下206頁 |
| キーワード | 扇,寿命,スムチ,易者, |
| 梗概(こうがい) | どれ扇の寿命の話を述べてみましょう。昔、ある人が扇をとても大切にしていました。その人は、扇をスムチ(易者)の家に持って行って、「この扇はいつ破れるか。」と聞いてみた。すると、そのスムチが、 「これは、何月何日の何時ごろ破れるよ。」と言った。「不思議だな、扇がそのように破れるものかな。」と言って、ござを敷いてその上に扇をひろてげ置いて、「今に破れる、破れる。」と。「時間はせまって来た、あっ、今、破れるがね。」としているときに、妻が昼飯を準備して来て、「昼飯を召し上がってください。」と、そこに置いた。「今、破れる、破れる。」と言って、扇を見つめ昼飯は召し上がらなかったので、「せっかく、温めて来たのに、また、冷たくしてしまうのか。」と言って、あっと言う間に、後ろからその扇を取って壊してしまったらしい。 |
| 全体の記録時間数 | 0:55 |
| 物語の時間数 | 0:55 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |