夫の帯(シマグチ)

概要

昔ですね、仲のいい夫婦がおったらしいですよ。ところが、このだんなさんが、突然に亡くなられたそうですよ。このだんなさんは、キンサ縮緬ちゅう、とっても上品な帯があったらしいですよ。その帯をですね、「こんなに早く亡くなるんだったら、しみとーけーしむたるむん(させておけばよかった)、しみとーけーしむたるむん。」と言うて、葬式場で、「しみとーかんたるやー。」して、奥さんは別れのときに泣いていたらしいですよ。葬式に来た連中が、夫を亡くして、妻は気違いになっていると。「しみとーかんたるやー、しみとーかんたるやー。」したから、葬式しんか(人たち)は変な考え持ったわけですよ。夜の仕事ね、これをしみとーかんたるやー、しみとーかんたるやーして泣いたから、これは、気違いになっておるというて、みなびっくりしてですね。あとで聞いたら、そんなに早く亡くなるんやったら、この帯は、まだまだ、締めさせておけばよかったのにと、後悔があったという話です。

再生時間:1:03

民話詳細DATA

レコード番号 47O420841
CD番号 47O42C026
決定題名 夫の帯(シマグチ)
話者がつけた題名 シミトーカンタルヤー
話者名 金城珍昌
話者名かな きんじょうちんしょう
生年月日 19130305
性別
出身地 具志川市塩屋
記録日 19800805
記録者の所属組織 沖縄口承文芸調査団
元テープ番号 具志川市T23 A8
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 15
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 具志川市史第3巻下810頁
キーワード 夫婦,帯,葬式,シミトーカンタルヤー
梗概(こうがい) 昔ですね、仲のいい夫婦がおったらしいですよ。ところが、このだんなさんが、突然に亡くなられたそうですよ。このだんなさんは、キンサ縮緬ちゅう、とっても上品な帯があったらしいですよ。その帯をですね、「こんなに早く亡くなるんだったら、しみとーけーしむたるむん(させておけばよかった)、しみとーけーしむたるむん。」と言うて、葬式場で、「しみとーかんたるやー。」して、奥さんは別れのときに泣いていたらしいですよ。葬式に来た連中が、夫を亡くして、妻は気違いになっていると。「しみとーかんたるやー、しみとーかんたるやー。」したから、葬式しんか(人たち)は変な考え持ったわけですよ。夜の仕事ね、これをしみとーかんたるやー、しみとーかんたるやーして泣いたから、これは、気違いになっておるというて、みなびっくりしてですね。あとで聞いたら、そんなに早く亡くなるんやったら、この帯は、まだまだ、締めさせておけばよかったのにと、後悔があったという話です。
全体の記録時間数 1:03
物語の時間数 1:03
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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