
大昔、このガマの中に死んだ人の骸骨が山ほど積まれていたそうです。それを草刈りの子どもたちがね、その頭骨を出していたずらをした。頭骨の鼻にね、棒を挿してね、それからまた喉の方に棒を挿して、これを持って行列みたいに歩いたりして、遊んでいたそうです。それで、そんないたずらをした子どもはね、夜通しくしゃみをしていたそうですよ。親は、あんまり珍らしくて、「どうして、こんなするかねえ。」と。あとは、三世相に行ってね、「子どもが、夜通しくしゃみをしていたが、何の病気かなあ。医者に見てもらっても分からないから。」と言ったらね、「ああ、この子どもたちは、いたずらしたんだなあ。」と三世相は言ったそうです。親が子どもに聞いたらね、「いたずらしただろう、どんないたずらしたかあ。」って言ったら、「友達同志で草刈りに行ってね、ガマの中にたくさん、山ほど頭骨があったから、上等の頭からひとつ取ってね、その鼻の中に棒を挿してね、また、喉のほうにも棒を挿し込んで、こう持って行列するみたいに遊んだ。」って子どもは言ったそうです。それで、その三世相が、「子どものくしゃみは、頭骨の鼻や喉に挿した棒を取って、何か食べ物と線香を供えて悪かったってお祈りをする、そしたらすぐ治る。」って言われてね。そうしたもんだから、それからはくしゃみは治ったという話です。
| レコード番号 | 47O420831 |
|---|---|
| CD番号 | 47O42C025 |
| 決定題名 | 骸骨の祟りのくしゃみ(共通語) |
| 話者がつけた題名 | クスケーの始まり |
| 話者名 | 金城珍明 |
| 話者名かな | きんじょうちんめい |
| 生年月日 | 18990210 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 具志川市喜屋武 |
| 記録日 | 19800804 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | 具志川市T22 B15 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 具志川市史第3巻上746頁 |
| キーワード | 洞窟,骸骨,鼻,クシャミ,三世相 |
| 梗概(こうがい) | 大昔、このガマの中に死んだ人の骸骨が山ほど積まれていたそうです。それを草刈りの子どもたちがね、その頭骨を出していたずらをした。頭骨の鼻にね、棒を挿してね、それからまた喉の方に棒を挿して、これを持って行列みたいに歩いたりして、遊んでいたそうです。それで、そんないたずらをした子どもはね、夜通しくしゃみをしていたそうですよ。親は、あんまり珍らしくて、「どうして、こんなするかねえ。」と。あとは、三世相に行ってね、「子どもが、夜通しくしゃみをしていたが、何の病気かなあ。医者に見てもらっても分からないから。」と言ったらね、「ああ、この子どもたちは、いたずらしたんだなあ。」と三世相は言ったそうです。親が子どもに聞いたらね、「いたずらしただろう、どんないたずらしたかあ。」って言ったら、「友達同志で草刈りに行ってね、ガマの中にたくさん、山ほど頭骨があったから、上等の頭からひとつ取ってね、その鼻の中に棒を挿してね、また、喉のほうにも棒を挿し込んで、こう持って行列するみたいに遊んだ。」って子どもは言ったそうです。それで、その三世相が、「子どものくしゃみは、頭骨の鼻や喉に挿した棒を取って、何か食べ物と線香を供えて悪かったってお祈りをする、そしたらすぐ治る。」って言われてね。そうしたもんだから、それからはくしゃみは治ったという話です。 |
| 全体の記録時間数 | 3:40 |
| 物語の時間数 | 3:40 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |