
昔話の唐といったら今の支那ですね。あそこは先生方が多かったわけですね。でっ、沖縄に来て、「沖縄を発展させるために、唐で学問をさせるので、すぐれた者三人を選んでよこせ。」と言われた。したから、三名はどうして行ったかというと、二人は兄弟が多かったそうです。残りの者は、一人っ子だったそうですよ。それでも選ばれたから、しょうがなくて行くことになったわけですよ。息子が唐に行っても、親は心配してね、三度の食事のとき子どもの分まで入れて、子どもの名まえを呼んでね、「朝ご飯食べれ。」また、「お昼ご飯食べれ。」「夕飯食べれ。」って、その子は唐に行っているがね、親は寂しいから、家で名まえを呼んでいたそうだ。それからその三名は唐で、学校に通っていた。学校帰りに大雨が降ったそうですな。で、大雨降ったので、岩穴の下で雨が上がるまで、三名とも隠れたそうですよ。すると、隠れているうちに、その岩穴の上で、その中の一人の子どもの親が名まえを呼ぶ声が聞こえたそうです。その子どもは、
「何でお母さんはこんな唐まで来ているかなあ。ここに来るわけないのだが、確かに親が呼んでいるようだったが。」と言って、大雨の中を濡れて、その一人の子どもは岩穴から出たそうです。出て、あっちこっち自分の親を捜しているときに、その岩穴は崩れたそうです。残っていた二人は亡くなってしまったが、親を捜そうと上に出た一人は助かったわけです。
| レコード番号 | 47O420829 |
|---|---|
| CD番号 | 47O42C025 |
| 決定題名 | 親の声は神声(共通語) |
| 話者がつけた題名 | マブイ落としの話 |
| 話者名 | 金城珍明 |
| 話者名かな | きんじょうちんめい |
| 生年月日 | 18990210 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 具志川市喜屋武 |
| 記録日 | 19800804 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | 具志川市T22 B13 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 通観351頁類話3 具志川市史第3巻下204頁 具志川の民話ふるさとの昔ばなし48頁129頁 |
| キーワード | 唐,息子,ご飯,マブヤー名まえ,小石,母親 |
| 梗概(こうがい) | 昔話の唐といったら今の支那ですね。あそこは先生方が多かったわけですね。でっ、沖縄に来て、「沖縄を発展させるために、唐で学問をさせるので、すぐれた者三人を選んでよこせ。」と言われた。したから、三名はどうして行ったかというと、二人は兄弟が多かったそうです。残りの者は、一人っ子だったそうですよ。それでも選ばれたから、しょうがなくて行くことになったわけですよ。息子が唐に行っても、親は心配してね、三度の食事のとき子どもの分まで入れて、子どもの名まえを呼んでね、「朝ご飯食べれ。」また、「お昼ご飯食べれ。」「夕飯食べれ。」って、その子は唐に行っているがね、親は寂しいから、家で名まえを呼んでいたそうだ。それからその三名は唐で、学校に通っていた。学校帰りに大雨が降ったそうですな。で、大雨降ったので、岩穴の下で雨が上がるまで、三名とも隠れたそうですよ。すると、隠れているうちに、その岩穴の上で、その中の一人の子どもの親が名まえを呼ぶ声が聞こえたそうです。その子どもは、 「何でお母さんはこんな唐まで来ているかなあ。ここに来るわけないのだが、確かに親が呼んでいるようだったが。」と言って、大雨の中を濡れて、その一人の子どもは岩穴から出たそうです。出て、あっちこっち自分の親を捜しているときに、その岩穴は崩れたそうです。残っていた二人は亡くなってしまったが、親を捜そうと上に出た一人は助かったわけです。 |
| 全体の記録時間数 | 5:05 |
| 物語の時間数 | 5:05 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |