
病気の夫は、美人の妻に「自分が死んだら新しい夫を持つだろう、それが残念で死にきれない。」と言った。妻は別の夫を持たない証拠に、自分の鼻を切って不美人になって見せた。夫は安心し病気がよくなった。ところが、夫は別のきれいな女を捜し、不美人になってしまった妻を殺した。殺した妻を墓に入れるとき、手足を縛り足に五寸釘を打ち込んで葬った。殺された妻は逆立ち幽霊になって出た。ある親方が墓の前にいる幽霊に会った。幽霊は「私は手足を縛られ、足は釘で打たれ歩くことができない、墓を開けて釘を抜いて下さい。」と言った。親方は墓を開け、釘を抜いてあげ極楽するよう祈った。幽霊はその恩義として、親方の墓の風水を見てあげた。墓の、棺を置く所に水溜まりがあり、そこに鯉がいるから、鯉を二匹捜したら、毎年、子や孫にアシタビ(三司官)の勤めが果たせるからと、恩義をそれで返すという。一匹の鯉は死んでしまって、もう一匹は生きていた。一匹だけの場合は一代越しのアシタビの役目を与えられた。また、十六日という祀りがあるが、ミグルンドゥールという提灯を作って、十六日に逆立ち幽霊のスーコー(法事)をした。親方はミグンドゥルーの中にある霊が恐れる紙を取って外した。それを取ったら、逆立ち幽霊が復讐を果たしに家の中に入り、自分を殺した夫やその妻の命を取ったという話。
| レコード番号 | 47O420754 |
|---|---|
| CD番号 | 47O42C023 |
| 決定題名 | 逆立ち幽霊(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 徳田永光 |
| 話者名かな | とくだえいこう |
| 生年月日 | 19060118 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 具志川市字天願 |
| 記録日 | 19800504 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | 具志川T19 A5 |
| 元テープ管理者 | 伝承話資料センター |
| 分類 | 12,20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 具志川市史第3巻上758頁 類話①として梗概掲載 |
| キーワード | 美人の妻,病気の夫,鼻,逆立ち幽霊,墓,毒薬,ごっすん釘,アシタビ,鯉, |
| 梗概(こうがい) | 病気の夫は、美人の妻に「自分が死んだら新しい夫を持つだろう、それが残念で死にきれない。」と言った。妻は別の夫を持たない証拠に、自分の鼻を切って不美人になって見せた。夫は安心し病気がよくなった。ところが、夫は別のきれいな女を捜し、不美人になってしまった妻を殺した。殺した妻を墓に入れるとき、手足を縛り足に五寸釘を打ち込んで葬った。殺された妻は逆立ち幽霊になって出た。ある親方が墓の前にいる幽霊に会った。幽霊は「私は手足を縛られ、足は釘で打たれ歩くことができない、墓を開けて釘を抜いて下さい。」と言った。親方は墓を開け、釘を抜いてあげ極楽するよう祈った。幽霊はその恩義として、親方の墓の風水を見てあげた。墓の、棺を置く所に水溜まりがあり、そこに鯉がいるから、鯉を二匹捜したら、毎年、子や孫にアシタビ(三司官)の勤めが果たせるからと、恩義をそれで返すという。一匹の鯉は死んでしまって、もう一匹は生きていた。一匹だけの場合は一代越しのアシタビの役目を与えられた。また、十六日という祀りがあるが、ミグルンドゥールという提灯を作って、十六日に逆立ち幽霊のスーコー(法事)をした。親方はミグンドゥルーの中にある霊が恐れる紙を取って外した。それを取ったら、逆立ち幽霊が復讐を果たしに家の中に入り、自分を殺した夫やその妻の命を取ったという話。 |
| 全体の記録時間数 | 12:32 |
| 物語の時間数 | 12:32 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |