
湛水親方は、中央に勤めていたらしいだがねー、女好きな方であったかしらんねえ。羽地按司が、王様に申しつけて、島流しみたように。尾類ぐゎー呼んだという話。その尾類ぐゎーが田場の人であったらしいねえ。ウチマヤーといって、大城ミトともいっているが。ウチマヤーという田場に住んでいたらしい。それで、神田のですねぇ、主人が、非常にかわいそうに思って助けたらしいよ。屋敷も神田のものだった。それから、そこで湛水流の歌、曲を作られたという話ですけども。 そうして、羽地按司が亡くなってから、王様が非常に愛して、とにかく、首里に引き上げられて、御茶屋御殿とかやったという話です。それから、百姓は学問もできないが、神田の主人は、首里に引き上げられた。この湛水はコウチケンチュウというたらしいが。そうして、学問を教わって地頭代がなしやったという。それから、二番の方が地頭代になった、本地頭代に。そうして、地頭代になったお祝いには、村中にぎわってですねぇ。田場は牛も殺して、チファヨーもこれから出たのではないかという噂もありました。湛水親方のバンテーから、神田の子が、地頭代がなしに三代続いているという話です。そうして、湛水流というのが生まれたのは、湛水親方が創作をやったというんじゃないかねぇ。そうして、御茶屋御殿での御冠船踊りのとりもちをやったとかの話がありますがね。昔から、この湛水親方は、田場に住んでいたんですよ。屋敷もありますが。〔調査員:じゃあ、恐れ入りますがね、それから、湛水親方とウンガン長老の話やなんかはないんですか。ウンガン長老がこっちまで尋ねてきたとか〕あっ、それもあったし。ウンガン長老が来てね、行くといってあるが、もう、行かないといってね、とにかく、そこで歌をされたという。長老は帰られたという。そうするが、あとから王様が引き上げたという話がありますがね。〔ああ、なるほどね。ウンガン長者はですね、その湛水親方にですねぇ、首里に帰ってこいということを言いにきたわけですか)はい、言いにきたというがね、帰らないという。〔調査員:帰らないというふうに言った。だけども、王様が言ったら〕また帰ると。そういう話があった。
| レコード番号 | 47O420598 |
|---|---|
| CD番号 | 14O42C018 |
| 決定題名 | 湛水親方の田場隠棲(シマグチ 共通語) |
| 話者がつけた題名 | 湛水親方の話 |
| 話者名 | 新垣義志 |
| 話者名かな | あらかきぎし |
| 生年月日 | 19030516 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 具志川市田場 |
| 記録日 | 19800219 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | 具志川市T15 A3 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 具志川市史第3巻上62頁 具志川市の民話ふるさとの昔ばなし171頁 |
| キーワード | 湛水親方,羽地味,尾類,田場,湛水流,御茶屋御殿 |
| 梗概(こうがい) | 湛水親方は、中央に勤めていたらしいだがねー、女好きな方であったかしらんねえ。羽地按司が、王様に申しつけて、島流しみたように。尾類ぐゎー呼んだという話。その尾類ぐゎーが田場の人であったらしいねえ。ウチマヤーといって、大城ミトともいっているが。ウチマヤーという田場に住んでいたらしい。それで、神田のですねぇ、主人が、非常にかわいそうに思って助けたらしいよ。屋敷も神田のものだった。それから、そこで湛水流の歌、曲を作られたという話ですけども。 そうして、羽地按司が亡くなってから、王様が非常に愛して、とにかく、首里に引き上げられて、御茶屋御殿とかやったという話です。それから、百姓は学問もできないが、神田の主人は、首里に引き上げられた。この湛水はコウチケンチュウというたらしいが。そうして、学問を教わって地頭代がなしやったという。それから、二番の方が地頭代になった、本地頭代に。そうして、地頭代になったお祝いには、村中にぎわってですねぇ。田場は牛も殺して、チファヨーもこれから出たのではないかという噂もありました。湛水親方のバンテーから、神田の子が、地頭代がなしに三代続いているという話です。そうして、湛水流というのが生まれたのは、湛水親方が創作をやったというんじゃないかねぇ。そうして、御茶屋御殿での御冠船踊りのとりもちをやったとかの話がありますがね。昔から、この湛水親方は、田場に住んでいたんですよ。屋敷もありますが。〔調査員:じゃあ、恐れ入りますがね、それから、湛水親方とウンガン長老の話やなんかはないんですか。ウンガン長老がこっちまで尋ねてきたとか〕あっ、それもあったし。ウンガン長老が来てね、行くといってあるが、もう、行かないといってね、とにかく、そこで歌をされたという。長老は帰られたという。そうするが、あとから王様が引き上げたという話がありますがね。〔ああ、なるほどね。ウンガン長者はですね、その湛水親方にですねぇ、首里に帰ってこいということを言いにきたわけですか)はい、言いにきたというがね、帰らないという。〔調査員:帰らないというふうに言った。だけども、王様が言ったら〕また帰ると。そういう話があった。 |
| 全体の記録時間数 | 11:37 |
| 物語の時間数 | 11:37 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |