
火正月というのは貧乏人の子から出た話だという。金持ちの子は何でもたくさんある、この貧乏人はとても心は良いが、お金はない。それで、天から神が降りてきて、「おまえたちは、大晦日なのに、なぜ、ご馳走も炊かずに火にあたるばかりているのだ」と聞いた。「私たちは貧しくて肉や米を買う金もないので、夫婦で火正月をしているのです」と答えると、神が、「鍋をきれいに洗いなさい」という。鍋を洗うと、かんざしの先で何かを入れる。すると、片方に肉、片方に米が炊け、それで正月をすることができた。この貧乏人がきれいに着飾って隣の金持ちの家へ行くと、金持ちは「なぜ、そんなに若くなったのか」という。その訳を話すと、自分たちも若くなりたいから、真似しようといって、同じようにさせる。心の悪い金持ちは猿になって逃げ、使用人はいろんな動物になって逃げた。神が心の良い貧乏人に、この家の主になるように言って、17,18歳の若者になり、子どもも生まれ幸せに暮らす。やがて猿が来て、門の所の石に座って家を返せと騒ぐ。神がそれなら石を焼いておいておけと言い、猿のその石に座り、赤い尻になった。
| レコード番号 | 47O420580 |
|---|---|
| CD番号 | 14O42C018 |
| 決定題名 | 猿長者(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 安里ウト |
| 話者名かな | あさとうと |
| 生年月日 | 19030923 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 具志川市字宇堅 |
| 記録日 | 19800222 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | 具志川市T14 B19 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | よーくぬひーしょうがつしーしぇーやー |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 火正月,貧乏人,隣の金持ち,ご馳走,かんざし,神,猿,赤尻, |
| 梗概(こうがい) | 火正月というのは貧乏人の子から出た話だという。金持ちの子は何でもたくさんある、この貧乏人はとても心は良いが、お金はない。それで、天から神が降りてきて、「おまえたちは、大晦日なのに、なぜ、ご馳走も炊かずに火にあたるばかりているのだ」と聞いた。「私たちは貧しくて肉や米を買う金もないので、夫婦で火正月をしているのです」と答えると、神が、「鍋をきれいに洗いなさい」という。鍋を洗うと、かんざしの先で何かを入れる。すると、片方に肉、片方に米が炊け、それで正月をすることができた。この貧乏人がきれいに着飾って隣の金持ちの家へ行くと、金持ちは「なぜ、そんなに若くなったのか」という。その訳を話すと、自分たちも若くなりたいから、真似しようといって、同じようにさせる。心の悪い金持ちは猿になって逃げ、使用人はいろんな動物になって逃げた。神が心の良い貧乏人に、この家の主になるように言って、17,18歳の若者になり、子どもも生まれ幸せに暮らす。やがて猿が来て、門の所の石に座って家を返せと騒ぐ。神がそれなら石を焼いておいておけと言い、猿のその石に座り、赤い尻になった。 |
| 全体の記録時間数 | 3:15 |
| 物語の時間数 | 3:15 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |