
モーイは床下で勉強をしていた。日頃は蛙取りをしてはそれをタウチーに食べさせていた。モーイは学校にはみんなより先に行って習ってきて、仲間がいくころにはわざと蛙を追いかけて遊んでいた。先生に、「蛙がヌブシの玉を頭に乗せている」というと、先生は、「生きたままもってこい、玉は落とさないように口にくわえてきなさい」と言った。モーイは何かを飛び越えようとしてそのヌブシの玉を飲み込んでしまった。先生は、「だれもあなたほど徳は高くない、あなたは徳が高い」と言った。モーイはそれからも床下で勉強した。薩摩から、アサタビ御用があり、雄鶏の卵と、灰縄、底の抜けたカメに水を汲むという御用であった。ほかの臣下たちにわかる人はいなかったが、モーイは、これくらいの難題は私が簡単に解くことができると言って、薩摩へ行った。灰縄は、芭蕉の皮をもみほぐして縄をない、石油をかけて燃やした。雄鶏の卵は、「私の父親は産気づいてこれないので、私が来ました」というと、男が産気づくかという。それなら雄鶏の卵というものがありますかと言った。底の抜けた壺に水を入れなさいというのは、池に壺を放り投げてみせた。王様は褒美になにが欲しいかというので、モーイは二時間だ
| レコード番号 | 47O420369 |
|---|---|
| CD番号 | 47O42C011 |
| 決定題名 | モーイ親方(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 徳田金吾 |
| 話者名かな | とくだきんご |
| 生年月日 | 18921124 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 具志川市字天願 |
| 記録日 | 19800222 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | 具志川T9 A17 |
| 元テープ管理者 | 伝承話資料センター |
| 分類 | 13 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 具志川市の民話ふるさとの昔ばなし185頁 |
| キーワード | モーイ親方,蛙取り,灰縄,雄鶏の卵,底ぬけつぼ,難題,アサタビ,薩摩,殿様, |
| 梗概(こうがい) | モーイは床下で勉強をしていた。日頃は蛙取りをしてはそれをタウチーに食べさせていた。モーイは学校にはみんなより先に行って習ってきて、仲間がいくころにはわざと蛙を追いかけて遊んでいた。先生に、「蛙がヌブシの玉を頭に乗せている」というと、先生は、「生きたままもってこい、玉は落とさないように口にくわえてきなさい」と言った。モーイは何かを飛び越えようとしてそのヌブシの玉を飲み込んでしまった。先生は、「だれもあなたほど徳は高くない、あなたは徳が高い」と言った。モーイはそれからも床下で勉強した。薩摩から、アサタビ御用があり、雄鶏の卵と、灰縄、底の抜けたカメに水を汲むという御用であった。ほかの臣下たちにわかる人はいなかったが、モーイは、これくらいの難題は私が簡単に解くことができると言って、薩摩へ行った。灰縄は、芭蕉の皮をもみほぐして縄をない、石油をかけて燃やした。雄鶏の卵は、「私の父親は産気づいてこれないので、私が来ました」というと、男が産気づくかという。それなら雄鶏の卵というものがありますかと言った。底の抜けた壺に水を入れなさいというのは、池に壺を放り投げてみせた。王様は褒美になにが欲しいかというので、モーイは二時間だ |
| 全体の記録時間数 | 6:45 |
| 物語の時間数 | 6:45 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |