
久茂地阿嘉の長男が泊の伊佐の娘の家で歌っていた。それで、伊佐の娘の乳母が出てきて「恥ずかしいからそういう事をしないで下さい。心に思う事があるなら言って下さい。思う事があるのですか」と聞く。阿嘉は「あなたは伊佐の乳母ですか、私は百日通っても思いが通じない」と言って、手紙を娘に渡すよう頼む。乳母は「あなたに娘をあげることはできない」とその手紙を渡す事を断るが、阿嘉は乳母に、「あなたも若い時があって歳を取ったでしょう、考えてみてください」と強く頼むので、乳母は引き受けるが、娘には手紙の中味を抜いてその手紙は焼いてしまう。そうして、阿嘉には「あんたの手紙を娘は焼いてしまったよ」と伝える。それでも、阿嘉は乳母に隠れて泊に通ううちに娘と恋仲になる。娘は乳母にわからないようにするが、乳母は娘のあとからついてきて、阿嘉を追い返してしまう。「伊平屋に学問所の募集があるから、行きなさい」と阿嘉に言って、行かせる。しかし、娘は思い焦がれて死んでしまった。乳母は娘の遺言状を阿嘉に渡した。阿嘉は娘の墓の前で死んでしまった。伊佐の両親は二人を阿嘉の墓に葬った。それから、廻り灯籠を下げて二人を慰めた。
| レコード番号 | 47O420361 |
|---|---|
| CD番号 | 47O42C011 |
| 決定題名 | 廻り灯籠由来(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 徳田金吾 |
| 話者名かな | とくだきんご |
| 生年月日 | 18921124 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 具志川市字天願 |
| 記録日 | 19800222 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | 具志川T9 A9 |
| 元テープ管理者 | 伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 首里のおじいさんから聞いた。 |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 久茂地阿嘉,泊,伊佐,乳母,手紙,伊平屋,学問所,墓,廻り灯籠 |
| 梗概(こうがい) | 久茂地阿嘉の長男が泊の伊佐の娘の家で歌っていた。それで、伊佐の娘の乳母が出てきて「恥ずかしいからそういう事をしないで下さい。心に思う事があるなら言って下さい。思う事があるのですか」と聞く。阿嘉は「あなたは伊佐の乳母ですか、私は百日通っても思いが通じない」と言って、手紙を娘に渡すよう頼む。乳母は「あなたに娘をあげることはできない」とその手紙を渡す事を断るが、阿嘉は乳母に、「あなたも若い時があって歳を取ったでしょう、考えてみてください」と強く頼むので、乳母は引き受けるが、娘には手紙の中味を抜いてその手紙は焼いてしまう。そうして、阿嘉には「あんたの手紙を娘は焼いてしまったよ」と伝える。それでも、阿嘉は乳母に隠れて泊に通ううちに娘と恋仲になる。娘は乳母にわからないようにするが、乳母は娘のあとからついてきて、阿嘉を追い返してしまう。「伊平屋に学問所の募集があるから、行きなさい」と阿嘉に言って、行かせる。しかし、娘は思い焦がれて死んでしまった。乳母は娘の遺言状を阿嘉に渡した。阿嘉は娘の墓の前で死んでしまった。伊佐の両親は二人を阿嘉の墓に葬った。それから、廻り灯籠を下げて二人を慰めた。 |
| 全体の記録時間数 | 3:00 |
| 物語の時間数 | 3:00 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |