位牌の始まり(共通語)

概要

これはトートーメーの起こりの話ですよ。昔、士族は学問をしなかったら、親が打ち首しよったそうです。長男が怠けていたら、「お前みたいな人間はもう殺してやろう」と言って、お父さんが長男を太刀で切ろうとしたそうです。それで、長男は逃げ出したそうです。長男は行方不明になって、唐へ行き、長らく苦労して勉強をし、教育、学問を覚えて立身しておったそうです。「もう帰ろうか」と言うて帰ってきたら、お父さんもお母さんも亡くなっていたそうです。「ああ、これは困ったなあ、もう許してください。私は成功して帰ってきましたよ、お父さん」と言い、木片にお父さんとお母さんの名前を書いて、段の上に立てて置いてトートーメにしたそうです。それを朝晩、毎日拝んだそうです。支那は唐でしょう。だから、トートーマエと書く。トートーメーはこれから始まったという話ですがね。そのことを近所の人が分かって、「どうしてあの人はそんなことをするか」と思ったが、長男が教育を受けて成功して帰ってきたが、お父さんとお母さんは亡くなって残念に思い、トートーメーを作ったから、自分たちも祖先のものは作らないといけないといって、作るようになったそうです。これが位牌の始まりの話です。

再生時間:2:54

民話詳細DATA

レコード番号 47O420174
CD番号 47O42C006
決定題名 位牌の始まり(共通語)
話者がつけた題名
話者名 比嘉憲通
話者名かな ひがけんつう
生年月日 19120211
性別
出身地 宜野湾市大謝名
記録日 19800221
記録者の所属組織 沖縄口承文芸調査団
元テープ番号 具志川T4 B2
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 具志川市史第3巻上548頁
キーワード トートーメー,士族,学問,唐,立身,
梗概(こうがい) これはトートーメーの起こりの話ですよ。昔、士族は学問をしなかったら、親が打ち首しよったそうです。長男が怠けていたら、「お前みたいな人間はもう殺してやろう」と言って、お父さんが長男を太刀で切ろうとしたそうです。それで、長男は逃げ出したそうです。長男は行方不明になって、唐へ行き、長らく苦労して勉強をし、教育、学問を覚えて立身しておったそうです。「もう帰ろうか」と言うて帰ってきたら、お父さんもお母さんも亡くなっていたそうです。「ああ、これは困ったなあ、もう許してください。私は成功して帰ってきましたよ、お父さん」と言い、木片にお父さんとお母さんの名前を書いて、段の上に立てて置いてトートーメにしたそうです。それを朝晩、毎日拝んだそうです。支那は唐でしょう。だから、トートーマエと書く。トートーメーはこれから始まったという話ですがね。そのことを近所の人が分かって、「どうしてあの人はそんなことをするか」と思ったが、長男が教育を受けて成功して帰ってきたが、お父さんとお母さんは亡くなって残念に思い、トートーメーを作ったから、自分たちも祖先のものは作らないといけないといって、作るようになったそうです。これが位牌の始まりの話です。
全体の記録時間数 2:54
物語の時間数 2:54
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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