
兄と妹の二人兄妹がいて、兄は人里離れた山の中に家を建て、一人で住んでいた。この兄は道を通る人を捕まえ、鍋で炊いて食べていた。妹は村の人たちにお前の兄は鬼になっているんだ、あの道を行く人はいるが、帰る人は一人もいないと聞かされ、本当かと思い、男の子どもを連れて行ってみると、兄は留守でいなかったが、鍋が置かれていて、蓋を開けてみるとおばあさんの白髪頭が炊いてあったので、驚いて帰ろうとする。その時兄が帰ってきた。体に縄を結びどこにも行くなと言って、包丁を研ぎ始める。妹は子どもが便所に行きたいと頼み、便所の側の木に縄を結び逃げていく。鬼は妹がいるかどうか確かめるために縄を引いたりして、包丁を研ぎ続けた。やがて気がついた鬼が追っかけた。途中で、頭に餅を炊いた汁をのせたおばさんに会う。それで、おばさんが前を見せてここは鬼を食うための穴だというと、鬼は驚いて後ずさりし崖から落ちて死んだ。そのおばさんが崖の上から汁をかけて家に帰っていった。それから、農家は12月7日に餅を作り、士族は12月8日に餅を作るようになった。
| レコード番号 | 47O420173 |
|---|---|
| CD番号 | 47O42C006 |
| 決定題名 | 鬼餅由来 鬼の家の便所(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 比嘉憲通 |
| 話者名かな | ひがけんつう |
| 生年月日 | 19120211 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 宜野湾市大謝名 |
| 記録日 | 19800221 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸調査団 |
| 元テープ番号 | 具志川T4 B1 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 兄,妹,人食い鬼,便所,包丁,鬼食う穴,餅 |
| 梗概(こうがい) | 兄と妹の二人兄妹がいて、兄は人里離れた山の中に家を建て、一人で住んでいた。この兄は道を通る人を捕まえ、鍋で炊いて食べていた。妹は村の人たちにお前の兄は鬼になっているんだ、あの道を行く人はいるが、帰る人は一人もいないと聞かされ、本当かと思い、男の子どもを連れて行ってみると、兄は留守でいなかったが、鍋が置かれていて、蓋を開けてみるとおばあさんの白髪頭が炊いてあったので、驚いて帰ろうとする。その時兄が帰ってきた。体に縄を結びどこにも行くなと言って、包丁を研ぎ始める。妹は子どもが便所に行きたいと頼み、便所の側の木に縄を結び逃げていく。鬼は妹がいるかどうか確かめるために縄を引いたりして、包丁を研ぎ続けた。やがて気がついた鬼が追っかけた。途中で、頭に餅を炊いた汁をのせたおばさんに会う。それで、おばさんが前を見せてここは鬼を食うための穴だというと、鬼は驚いて後ずさりし崖から落ちて死んだ。そのおばさんが崖の上から汁をかけて家に帰っていった。それから、農家は12月7日に餅を作り、士族は12月8日に餅を作るようになった。 |
| 全体の記録時間数 | 4:49 |
| 物語の時間数 | 4:49 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |