
昔、首里の有名なお寺の小僧が乗ってきた船が、川平港で順風を待っていた。小僧は暇つぶしに部落を散歩していた。その間に南風(順風)が吹いてきたので、船は小僧を乗せずに出航してしまう。小僧は底地の海岸の木の下で、北風が吹いて、船が川平に戻ってくるようにと祈願した。すると北風が吹いて船が戻ってきたので、小僧は船に乗ることができた。首里に戻った小僧は、のちに立派な和尚になり、自分が首里に戻ることができたのは、川平で祈ったおかげであると思い、仏像二体と香炉を持ってきて、観音堂を建てた。人々は、戦争のとき、無事に帰ってこれるように必ず祈願した。
| レコード番号 | 47O340363 |
|---|---|
| CD番号 | 47O34C026 |
| 決定題名 | 観音堂由来(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 喜舎場兼美 |
| 話者名かな | きしゃばけんび |
| 生年月日 | 18991210 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市字川平 |
| 記録日 | 19960323 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市字川平 T62 A03 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 首里,お寺,小僧,船,順風,底地,北風,祈願,仏像,香炉,観音堂,戦争 |
| 梗概(こうがい) | 昔、首里の有名なお寺の小僧が乗ってきた船が、川平港で順風を待っていた。小僧は暇つぶしに部落を散歩していた。その間に南風(順風)が吹いてきたので、船は小僧を乗せずに出航してしまう。小僧は底地の海岸の木の下で、北風が吹いて、船が川平に戻ってくるようにと祈願した。すると北風が吹いて船が戻ってきたので、小僧は船に乗ることができた。首里に戻った小僧は、のちに立派な和尚になり、自分が首里に戻ることができたのは、川平で祈ったおかげであると思い、仏像二体と香炉を持ってきて、観音堂を建てた。人々は、戦争のとき、無事に帰ってこれるように必ず祈願した。 |
| 全体の記録時間数 | 4:11 |
| 物語の時間数 | 3:25 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |