
仲間満慶山と長田大主は中央政府の首里王府に忠誠を尽くすという穏便派で、親慶赤蜂は首里に反抗しようとしていたので意見が合わなかった。農民の祭りを首里王府が止めさせろと言って来たとき、親慶赤蜂は、勢力の強い仲間満慶山を味方に引き入れようと宮良のナカスメーという親慶赤蜂の城に満慶山を呼びだして、いろいろと議論をした。二人は物別れになって、満慶山は城をあとにした。こうなることを予想していた赤蜂は前もってケーラ崎に落とし穴を掘らせていた。赤蜂は部下に満慶山のを後を追わせた。満慶山はケーラ崎の落とし穴に落ちて死んだ。このことを聞いた長田大主は、自分一人では赤蜂と太刀打ちできないと考え、崎枝まで逃げると、ある家の婆さんに頼んで、「自分は敵に追われてきておる。助けてくれ。」と頼んだ。婆さんは竈(かまど)の下に穴掘り、そこに長田大主を入れてから地ならして、石三つで竈作って、火を燃やして隠していた。そこに赤蜂が長田大主の後を辿ってやって来て、婆さんを問い詰めた。婆さんは知らないといった。赤蜂は竈のしたが怪しいと思ったが、あのように火が燃えていrたら、その下の土の中に隠れていても、もう死んでいるだろうと思って帰って行った。それから婆さんは長田大主を掘り出して助けた。長田大主は、筏を作って古見に渡り、古見から沖縄本島の首里に渡って報告した。すると首里の大軍が川平にやってきた。赤蜂は、海岸に甕を並べて、甕の松明に火をつけて、人が沢山いるように見せかけた。ひるんだが、最後には赤蜂の計略を見破って上陸した。赤蜂は片足を切られたがもう一方の足で田んぼのところをぴょんぴょんと飛んで逃げた。川平では片足で歩くのをソウニと言い、田んぼをタバリと言うので、その場所をソウニタバリと言う。その後、赤蜂は沼の中に入り蓮根の茎を鼻に差して呼吸をしながら身を隠していたが、これも見破られて槍でつかれて殺された。その沼を蓮沼(りんぐむる)と言う。しかし首里王府は、赤蜂を生け捕りにせよと命令していた。赤蜂は波照間に生まれた屋敷があるので、波照間の人間である。
| レコード番号 | 47O340329 |
|---|---|
| CD番号 | 47O34C023 |
| 決定題名 | 仲間満慶山とオヤケ赤蜂(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 喜舎場兼美 |
| 話者名かな | きしゃばけんび |
| 生年月日 | 18991210 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市字川平 |
| 記録日 | 19960321 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市字川平 T60 A02 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 父親が酒を飲んだ時によく話してくれた。 |
| 文字化資料 | 八重山諸島民話集 P187 |
| キーワード | 仲間満慶山,長田大主,首里王府,穏便派,親慶赤蜂,農民の祭り,宮良のナカスメー,物別れ,ケーラ崎,落とし穴,崎枝,竈(かまど),穴,筏,古見,大軍,甕,松明,計略,ソウニタバリ,沼,蓮根の茎,蓮沼(りんぐむる)波照間 |
| 梗概(こうがい) | 仲間満慶山と長田大主は中央政府の首里王府に忠誠を尽くすという穏便派で、親慶赤蜂は首里に反抗しようとしていたので意見が合わなかった。農民の祭りを首里王府が止めさせろと言って来たとき、親慶赤蜂は、勢力の強い仲間満慶山を味方に引き入れようと宮良のナカスメーという親慶赤蜂の城に満慶山を呼びだして、いろいろと議論をした。二人は物別れになって、満慶山は城をあとにした。こうなることを予想していた赤蜂は前もってケーラ崎に落とし穴を掘らせていた。赤蜂は部下に満慶山のを後を追わせた。満慶山はケーラ崎の落とし穴に落ちて死んだ。このことを聞いた長田大主は、自分一人では赤蜂と太刀打ちできないと考え、崎枝まで逃げると、ある家の婆さんに頼んで、「自分は敵に追われてきておる。助けてくれ。」と頼んだ。婆さんは竈(かまど)の下に穴掘り、そこに長田大主を入れてから地ならして、石三つで竈作って、火を燃やして隠していた。そこに赤蜂が長田大主の後を辿ってやって来て、婆さんを問い詰めた。婆さんは知らないといった。赤蜂は竈のしたが怪しいと思ったが、あのように火が燃えていrたら、その下の土の中に隠れていても、もう死んでいるだろうと思って帰って行った。それから婆さんは長田大主を掘り出して助けた。長田大主は、筏を作って古見に渡り、古見から沖縄本島の首里に渡って報告した。すると首里の大軍が川平にやってきた。赤蜂は、海岸に甕を並べて、甕の松明に火をつけて、人が沢山いるように見せかけた。ひるんだが、最後には赤蜂の計略を見破って上陸した。赤蜂は片足を切られたがもう一方の足で田んぼのところをぴょんぴょんと飛んで逃げた。川平では片足で歩くのをソウニと言い、田んぼをタバリと言うので、その場所をソウニタバリと言う。その後、赤蜂は沼の中に入り蓮根の茎を鼻に差して呼吸をしながら身を隠していたが、これも見破られて槍でつかれて殺された。その沼を蓮沼(りんぐむる)と言う。しかし首里王府は、赤蜂を生け捕りにせよと命令していた。赤蜂は波照間に生まれた屋敷があるので、波照間の人間である。 |
| 全体の記録時間数 | 17:19 |
| 物語の時間数 | 13:07 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |