
沖縄の糸満市にある白銀堂にまつわる話。昔、町にはあちこちに侍がいた。侍には貧しいものもあれば豊かなものもあった。ある侍が貧しい侍に金を貸したが、長らく返してもらえなかった。約束を何度も破るので切り殺してやろうと刀を振り上げたとき、貧しい侍は「心が出たら手を引け、手が出たら心を引け」と言ったので、侍は刀を納めた。あるとき、侍は出張に出かけた。帰ってくると、妻の横に男が寝ていた。その男を切り殺そうと刀を振り上げた侍は、そのときあの貧しい侍の言葉を思い出して、刀を納めた。すると男と思っていたのは、妻一人寝の身を案じて男装して寝ていた母だった。あの貧しい侍の言葉に救われた侍は、貧しい侍が金を返しにきたとき受け取らなかった。そこで貧しい侍は、このお金をある場所に大切に埋めることにした。その場所が白銀堂である。
| レコード番号 | 47O340269 |
|---|---|
| CD番号 | 47O34C018 |
| 決定題名 | 話の功徳(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 白銀堂由来 |
| 話者名 | 大底康吉 |
| 話者名かな | おおそこやすきち |
| 生年月日 | 19220423 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市字川平 |
| 記録日 | 19550911 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市字川平 T55 A09 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12,20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 糸満市,白銀堂,貧しい侍,豊かな侍,「心が出たら手を引け、手が出たら心を引け」,妻,男装,母 |
| 梗概(こうがい) | 沖縄の糸満市にある白銀堂にまつわる話。昔、町にはあちこちに侍がいた。侍には貧しいものもあれば豊かなものもあった。ある侍が貧しい侍に金を貸したが、長らく返してもらえなかった。約束を何度も破るので切り殺してやろうと刀を振り上げたとき、貧しい侍は「心が出たら手を引け、手が出たら心を引け」と言ったので、侍は刀を納めた。あるとき、侍は出張に出かけた。帰ってくると、妻の横に男が寝ていた。その男を切り殺そうと刀を振り上げた侍は、そのときあの貧しい侍の言葉を思い出して、刀を納めた。すると男と思っていたのは、妻一人寝の身を案じて男装して寝ていた母だった。あの貧しい侍の言葉に救われた侍は、貧しい侍が金を返しにきたとき受け取らなかった。そこで貧しい侍は、このお金をある場所に大切に埋めることにした。その場所が白銀堂である。 |
| 全体の記録時間数 | 3:25 |
| 物語の時間数 | 2:53 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |