背負いくらべ(方言)

概要

昔、山猪と蛙が遊んでいた。お互いに背負ってどれだけ走れるかやってみようということになった。山猪は、こんな小さい蛙に乗れるものかどうか思っていたが、やってみることにした。まずは山猪の背中に蛙が乗った。山猪は楽々走った。次に蛙の上に山猪が乗ることになったが、蛙は体が小さいので山猪が下を見ていたら乗せきれないから、天の雲ばかり見ていてくれと言った。山猪が小さな蛙に跨って雲ばっかり見ていると、雲は風に流されて次々通り過ぎる。それで山猪は走っているものだと思っていた。蛙が着いたとうので下を見たら同じとこにいる。山猪は怒って蛙を食べてしまおうとした。蛙は恩返しをするから許してくれと言う。山猪が、それはいつどのようにするのかと聞くと、稲の実る頃、山猪が田に降りてきて体を水に埋めてダブダブして稲の実をみしゃくにして水を飲む。それを田の番をしている人が気づかないように、私たち蛙がみんな集まって来てゴロゴロゴロゴロゴロと鳴くと言った。それで五月ごろになると、蛙は喧しく鳴くという由来。

再生時間:2:44

民話詳細DATA

レコード番号 47O340223
CD番号 47O34C015
決定題名 背負いくらべ(方言)
話者がつけた題名 山猪と蛙のおんぶ比べ
話者名 大底米
話者名かな おおそこよね
生年月日 19041115
性別
出身地 沖縄県石垣市字川平
記録日 19760802
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市字川平 T24 A02
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 11
発句(ほっく) あるむかし
伝承事情 父母が教訓を織り交ぜ意識して聞かされた。また自分自身昔話を聞くのが好きで父が他人に話すのをじっと聞いていた。
文字化資料 石垣島の民話 P185
キーワード 山猪,蛙,五月,田の番
梗概(こうがい) 昔、山猪と蛙が遊んでいた。お互いに背負ってどれだけ走れるかやってみようということになった。山猪は、こんな小さい蛙に乗れるものかどうか思っていたが、やってみることにした。まずは山猪の背中に蛙が乗った。山猪は楽々走った。次に蛙の上に山猪が乗ることになったが、蛙は体が小さいので山猪が下を見ていたら乗せきれないから、天の雲ばかり見ていてくれと言った。山猪が小さな蛙に跨って雲ばっかり見ていると、雲は風に流されて次々通り過ぎる。それで山猪は走っているものだと思っていた。蛙が着いたとうので下を見たら同じとこにいる。山猪は怒って蛙を食べてしまおうとした。蛙は恩返しをするから許してくれと言う。山猪が、それはいつどのようにするのかと聞くと、稲の実る頃、山猪が田に降りてきて体を水に埋めてダブダブして稲の実をみしゃくにして水を飲む。それを田の番をしている人が気づかないように、私たち蛙がみんな集まって来てゴロゴロゴロゴロゴロと鳴くと言った。それで五月ごろになると、蛙は喧しく鳴くという由来。
全体の記録時間数 2:58
物語の時間数 2:44
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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