
昔、琉球王朝時代、沖縄の風水をみきわめるために、唐の国王に要請して、風水師のいちばん素晴らしい方であるジッカパッカを沖縄に招いた。ジッカパッカは沖縄に来て首里で沖縄本島全体の風水をみきわめてから帰国することになった。那覇の港から出た山原船は川平港に入って、水、薪を積んだ。しかし天気の都合で、出航を来年の春を待つことになった。そうしているうちにマエハマヤーの娘と仲良くなり、二人の間には女の子が生まれた。そこで家を造って生活しようと考えた。その屋敷は現在川平で一番見晴らしのいい場所にある。ある日のことジッカパッカの奥さんは赤ちゃんを残して山に薪をとりに行った。赤ちゃんが乳をほしがって泣いたので、ジッカパッカは心配して隣の家に行き、その家の女の人に乳を飲ませてくれと頼んだが、女の人は機織をしてなかなか聞いてくれなかった。そこでジッカパッカはその女の人に魔術をかけてコウモリにしてしまった。このコウモリはジッカパッカ、ジッカパッカと鳴いて天井を飛び回った。可愛そうに思ったジッカパッカは魔術を解いてやった。女の人は赤ちゃんに乳を飲ませた。この部落の話であるが、乳を求めに来たら、いかなる場合においても乳を飲ましてあげなければならいという伝えがある。またジッカパッカは風水で、部落の三箇所に一本ずつ、木を植えた。火の神として大きな石を三個置いた。
| レコード番号 | 47O340192 |
|---|---|
| CD番号 | 47O34C012 |
| 決定題名 | ジッカパッカ(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 南風原朝薫 |
| 話者名かな | はえばらちょうくん |
| 生年月日 | 18980601 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市字川平 |
| 記録日 | 19760802 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市字川平 T21 B07 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 亡くなられたマエハマ(マエハラ?)ヤマトさんから聞いた話。 |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 風水,ジッカパッカ,前原家,赤ちゃん,乳,コウモリ, |
| 梗概(こうがい) | 昔、琉球王朝時代、沖縄の風水をみきわめるために、唐の国王に要請して、風水師のいちばん素晴らしい方であるジッカパッカを沖縄に招いた。ジッカパッカは沖縄に来て首里で沖縄本島全体の風水をみきわめてから帰国することになった。那覇の港から出た山原船は川平港に入って、水、薪を積んだ。しかし天気の都合で、出航を来年の春を待つことになった。そうしているうちにマエハマヤーの娘と仲良くなり、二人の間には女の子が生まれた。そこで家を造って生活しようと考えた。その屋敷は現在川平で一番見晴らしのいい場所にある。ある日のことジッカパッカの奥さんは赤ちゃんを残して山に薪をとりに行った。赤ちゃんが乳をほしがって泣いたので、ジッカパッカは心配して隣の家に行き、その家の女の人に乳を飲ませてくれと頼んだが、女の人は機織をしてなかなか聞いてくれなかった。そこでジッカパッカはその女の人に魔術をかけてコウモリにしてしまった。このコウモリはジッカパッカ、ジッカパッカと鳴いて天井を飛び回った。可愛そうに思ったジッカパッカは魔術を解いてやった。女の人は赤ちゃんに乳を飲ませた。この部落の話であるが、乳を求めに来たら、いかなる場合においても乳を飲ましてあげなければならいという伝えがある。またジッカパッカは風水で、部落の三箇所に一本ずつ、木を植えた。火の神として大きな石を三個置いた。 |
| 全体の記録時間数 | 7:51 |
| 物語の時間数 | 6:50 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |