
昔、大城師番という人が、浦石垣に勤めに行った。その帰りがけにに赤馬が名蔵のほうから泳いで渡ってきた。馬を返そうとしたが、馬は大城師番の後を追っかけてきたものだから、連れて帰って、一生懸命育てた。すると足がらもある名馬になった。そのことが首里王朝に聞こえて、赤馬は献上されることになった。しかし、赤馬は首里に渡ったとたん、悪馬になって手綱もとることができなくなった。首里王は、こんな悪馬を献上した大城師番をやっつけるつもりで呼びつけた。大城師番が赤馬の前に現れると、赤馬は主の匂いをかいで喜んだ。首里王の前で乗って見せると、見事な上等な馬だった。首里王は、打ち首にしてやろうと思っていたが、献上させた私が悪かったということで、大城師番と赤馬を八重山へ帰した。その後、赤馬は高良親雲上の家で飼われた。赤馬の上等な足がらのことが聞こえて首里に献上した時に、赤馬を見送ったところが赤馬崎で、碑も建っている。その時に歌った歌が赤馬節の由来である。赤馬節は「赤馬はこんな立派な足もちで、御主加那志に望まれて、名誉なことだよ」ということを歌っている。今では、お祝いの座開きの一番座で歌われ、踊られる。
| レコード番号 | 47O340658 |
|---|---|
| CD番号 | 47O34C046 |
| 決定題名 | 赤馬節由来(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 前盛正吉 |
| 話者名かな | まえもりせいきち |
| 生年月日 | 19250318 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市字宮良 |
| 記録日 | 19960913 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市字宮良 T110 B03 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 大城師番,浦石垣,赤馬,名蔵,泳いで渡ってきた,後を追っかけてきた,一生懸命育てた,足がら,名馬,首里王朝,献上,悪馬,喜んだ,見事な上等な馬だった。首里王,打ち首,帰した,高良親雲上,赤馬崎,碑,赤馬節,御主加那志,名誉,お祝い,座開き,一番座 |
| 梗概(こうがい) | 昔、大城師番という人が、浦石垣に勤めに行った。その帰りがけにに赤馬が名蔵のほうから泳いで渡ってきた。馬を返そうとしたが、馬は大城師番の後を追っかけてきたものだから、連れて帰って、一生懸命育てた。すると足がらもある名馬になった。そのことが首里王朝に聞こえて、赤馬は献上されることになった。しかし、赤馬は首里に渡ったとたん、悪馬になって手綱もとることができなくなった。首里王は、こんな悪馬を献上した大城師番をやっつけるつもりで呼びつけた。大城師番が赤馬の前に現れると、赤馬は主の匂いをかいで喜んだ。首里王の前で乗って見せると、見事な上等な馬だった。首里王は、打ち首にしてやろうと思っていたが、献上させた私が悪かったということで、大城師番と赤馬を八重山へ帰した。その後、赤馬は高良親雲上の家で飼われた。赤馬の上等な足がらのことが聞こえて首里に献上した時に、赤馬を見送ったところが赤馬崎で、碑も建っている。その時に歌った歌が赤馬節の由来である。赤馬節は「赤馬はこんな立派な足もちで、御主加那志に望まれて、名誉なことだよ」ということを歌っている。今では、お祝いの座開きの一番座で歌われ、踊られる。 |
| 全体の記録時間数 | 7:27 |
| 物語の時間数 | 4:29 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |