お茶と御馳走(共通語)

概要

昔、むかしね、普通はね、長女の婿と次女の婿さんがありました。長女の婿は自分の当地のところの婿さ
んもらって、次女の婿さんは、まず言えば大浜から宮良ぐらいの遠いところの婿さんの嫁に行かして、この
よ、婿さんがある日二人一緒になりました。長女の婿と次女の婿さんはね、おんなしところに集まって、親
の心は、遠いところから来る婿さんには、こゆいお茶を飲まして、また近いところの自分の当地の所の婿さ
んには、いろいろと御馳走して行かしました。それが、次女の婿さんが家に帰ってきて、「あんたちのお父
さんは、お母さん達も物分からない。遠いところの婿さんにが美味しいのやるかと思ったら、自分にはこゆ
いお茶だけしか飲まさなかった。」と言うて、自分の妻に怒ったそうです。それがあの次女はまた帰ってき
て、自分のお母さんにああいうふうな事情の話をやったら、「したらもう今度来るときには、あんたの旦那
さんには美味しいのをやって、また長女の婿さんには、お茶をよこそう。」って話したところが、もう一回
また集まって二人一緒になって、今度は反対に、遠いところから来る婿さんにはいろいろ御馳走をやって行
かしたところが、この次女の婿さんは道中途中で、初めはお茶一杯で腹一杯でもう家に届いたけれども、今
度は反対にもう美味しいのやったときは、道中でもう倒れそうになったそうです。だからこの婿さんは、再
び帰ってきて親に詫びしたそうです。

再生時間:2:00

民話詳細DATA

レコード番号 47O150112
CD番号 47O15C007
決定題名 お茶と御馳走(共通語)
話者がつけた題名
話者名 下野イツキ
話者名かな しものいつき
生年月日 19081011
性別
出身地 石垣市大浜
記録日 19750804
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市大浜T12A07
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 13
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 大浜の民話(平成7年度卒業論文)P84
キーワード 茶腹飯腹,長女の婿,次女の婿
梗概(こうがい) 昔、むかしね、普通はね、長女の婿と次女の婿さんがありました。長女の婿は自分の当地のところの婿さ んもらって、次女の婿さんは、まず言えば大浜から宮良ぐらいの遠いところの婿さんの嫁に行かして、この よ、婿さんがある日二人一緒になりました。長女の婿と次女の婿さんはね、おんなしところに集まって、親 の心は、遠いところから来る婿さんには、こゆいお茶を飲まして、また近いところの自分の当地の所の婿さ んには、いろいろと御馳走して行かしました。それが、次女の婿さんが家に帰ってきて、「あんたちのお父 さんは、お母さん達も物分からない。遠いところの婿さんにが美味しいのやるかと思ったら、自分にはこゆ いお茶だけしか飲まさなかった。」と言うて、自分の妻に怒ったそうです。それがあの次女はまた帰ってき て、自分のお母さんにああいうふうな事情の話をやったら、「したらもう今度来るときには、あんたの旦那 さんには美味しいのをやって、また長女の婿さんには、お茶をよこそう。」って話したところが、もう一回 また集まって二人一緒になって、今度は反対に、遠いところから来る婿さんにはいろいろ御馳走をやって行 かしたところが、この次女の婿さんは道中途中で、初めはお茶一杯で腹一杯でもう家に届いたけれども、今 度は反対にもう美味しいのやったときは、道中でもう倒れそうになったそうです。だからこの婿さんは、再 び帰ってきて親に詫びしたそうです。
全体の記録時間数 2:21
物語の時間数 2:00
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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