船になった美女(共通語)

概要

 ある村に仲むつまじい夫婦がいたが子どもがなかったので、熱心に神頼みをした。それで美しい女の子を授かった。成長するにつれて美しくなり、村人の求婚が絶えなかった。ところが、村のみさししゅう(村の長)が娘が15歳になったら嫁に貰うから他の者に手をつけさせないようにいいつける。両親は、そのいいつけを守って村人達の求婚を断り続けた。それを見かねた娘は、一人で家を出て山で暮らすことにした。しかし、一人で生きることは出来ず死んでしまう。すると、その娘の両眼からタブキと樫の木が生え、ぐんぐん成長し立派な姿になった。その頃、村ではみさししゅうのお達しによって舟を作る木を探していた。娘の目から生えたタブキと樫を切り倒して大変素晴らしい舟を作りあげ、みさしゅうの船出に間に合わせた。みさしのしゅうが乗って船出すると、その舟から声が聞こえた。「私がこんな姿になってから乗ってもらうより生きている時に何故、乗せてあげなかったかしら。」と言う。みさししゅうは、あの娘の声だと知ると、大変悲しがったということである。

再生時間:3:34

民話詳細DATA

レコード番号 47O150071
CD番号 47O15C005
決定題名 船になった美女(共通語)
話者がつけた題名
話者名 前津スミ
話者名かな まえつすみ
生年月日 19060429
性別
出身地 沖縄県石垣市大浜
記録日 19750804
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市大浜T09A03
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 子どものない夫婦,美女,木,舟,
梗概(こうがい)  ある村に仲むつまじい夫婦がいたが子どもがなかったので、熱心に神頼みをした。それで美しい女の子を授かった。成長するにつれて美しくなり、村人の求婚が絶えなかった。ところが、村のみさししゅう(村の長)が娘が15歳になったら嫁に貰うから他の者に手をつけさせないようにいいつける。両親は、そのいいつけを守って村人達の求婚を断り続けた。それを見かねた娘は、一人で家を出て山で暮らすことにした。しかし、一人で生きることは出来ず死んでしまう。すると、その娘の両眼からタブキと樫の木が生え、ぐんぐん成長し立派な姿になった。その頃、村ではみさししゅうのお達しによって舟を作る木を探していた。娘の目から生えたタブキと樫を切り倒して大変素晴らしい舟を作りあげ、みさしゅうの船出に間に合わせた。みさしのしゅうが乗って船出すると、その舟から声が聞こえた。「私がこんな姿になってから乗ってもらうより生きている時に何故、乗せてあげなかったかしら。」と言う。みさししゅうは、あの娘の声だと知ると、大変悲しがったということである。
全体の記録時間数 3:58
物語の時間数 3:34
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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