夫婦の仲直り(共通語)

概要

あるところに夫婦がおりまして、稲刈りの最中で、その夫の方は朝早くから稲を刈っておりました。とこ
ろが、もう時間遅くなっても妻が来ないし、「これは許さない。許さない。」と言って、夫はかりかり怒っ
てばかりしていたところが、南の方から馬を乗ってくるのは妻である。果たして、その妻の方が居眠りして
、ゴックンゴックンとしてくる。それを見て、夫はなおさら怒り、「今日はもうこんなに遅く弁当を持って
来て、それに、こんなに居眠りをしてくるのはもう許さん。」と言っていたら、妻なるものが、居眠りが覚
めて、はっと思い出して、すぐ歌を一つ歌った。「南風(はいかーじー)ぬ うしゅなーばーよ(南風が吹
いたら)北(にーすー)あぶしばー 枕ばーしー(北の方にある畦道の土手を枕にする〉まんかーよーぬ 
はいどーやー さーさーまいちゃ さーさーまいちゃ。」そしたら、夫がその歌の調子をつくって、喜んで
登って来たんだが、今までの疲れと怒りもそれがどこにいったやら消えて、その日は一日愉快に働いて来た
という話なんです。

再生時間:1:21

民話詳細DATA

レコード番号 47O150057
CD番号 47O15C004
決定題名 夫婦の仲直り(共通語)
話者がつけた題名
話者名 前津治平
話者名かな まえつじへい
生年月日 19040609
性別
出身地 沖縄県石垣市大浜
記録日 19750803
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市大浜T08A12
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 13
発句(ほっく) あるところに
伝承事情
文字化資料 大浜の民話(平成7年度卒業論文)P73
キーワード 夫婦,歌,仲直り
梗概(こうがい) あるところに夫婦がおりまして、稲刈りの最中で、その夫の方は朝早くから稲を刈っておりました。とこ ろが、もう時間遅くなっても妻が来ないし、「これは許さない。許さない。」と言って、夫はかりかり怒っ てばかりしていたところが、南の方から馬を乗ってくるのは妻である。果たして、その妻の方が居眠りして 、ゴックンゴックンとしてくる。それを見て、夫はなおさら怒り、「今日はもうこんなに遅く弁当を持って 来て、それに、こんなに居眠りをしてくるのはもう許さん。」と言っていたら、妻なるものが、居眠りが覚 めて、はっと思い出して、すぐ歌を一つ歌った。「南風(はいかーじー)ぬ うしゅなーばーよ(南風が吹 いたら)北(にーすー)あぶしばー 枕ばーしー(北の方にある畦道の土手を枕にする〉まんかーよーぬ  はいどーやー さーさーまいちゃ さーさーまいちゃ。」そしたら、夫がその歌の調子をつくって、喜んで 登って来たんだが、今までの疲れと怒りもそれがどこにいったやら消えて、その日は一日愉快に働いて来た という話なんです。
全体の記録時間数 1:25
物語の時間数 1:21
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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