
それからスネ丸(ぐぁん)のスネって足の脛です。そのスネ丸のお話をちょっと申し上げます。大浜部落
の田んぼは、部落よりかあまあ四キロも六キロも離れているから、田んぼ小屋に泊まりながら田んぼを耕作
したのですが、まあ昔、その田んぼ小屋に泊まって田んぼ耕作しているときに、よその所からおなかを痛く
した男が入ってきた。なんか、「お腹を治す薬はないものか。」というふうなことで来たらしい。そしてい
ち、そこに泊まっていた人がいろいろ話を聞いていくと、「お腹が痛い。」と言うから、その間にですね、
話をしながら自分の脛をこの手でもって、擦っているうちに、田んぼで泊まってるから、いろいろ垢が着く
んで、そこにまあるい丸薬(がんやく)のような垢が出来るんですよね。その丸いのが出来てしまったから
、「んふー、これは面白いや。」とその人は思って、「この丸いをひとつ、丸薬だといって、これに飲まし
てやれ。」と、こういうことになってですね、その脛の丸めたその垢を、「これはおなかの薬だ。これはい
い薬だから、特にそれ飲んだら治るから。」と言って、これにあげたと。そしたら、その人は、それをもら
って飲んだら治ったと。こういうふうなことですね。だから、結局まあ、これが薬だと思って飲めば治るん
だと。こういうふうな意味じゃないかと思っております。
| レコード番号 | 47O150026 |
|---|---|
| CD番号 | 47O15C002 |
| 決定題名 | スニ丸(方言) |
| 話者がつけた題名 | スネ丸の話 |
| 話者名 | 小底致市 |
| 話者名かな | こそこちいち |
| 生年月日 | 19110821 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市大浜 |
| 記録日 | 19750804 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市大浜T02B02 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 13 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 父と祖父から聞いた。 |
| 文字化資料 | 大浜の民話(平成7年度卒業論文)P96 |
| キーワード | 脛,丸薬, |
| 梗概(こうがい) | それからスネ丸(ぐぁん)のスネって足の脛です。そのスネ丸のお話をちょっと申し上げます。大浜部落 の田んぼは、部落よりかあまあ四キロも六キロも離れているから、田んぼ小屋に泊まりながら田んぼを耕作 したのですが、まあ昔、その田んぼ小屋に泊まって田んぼ耕作しているときに、よその所からおなかを痛く した男が入ってきた。なんか、「お腹を治す薬はないものか。」というふうなことで来たらしい。そしてい ち、そこに泊まっていた人がいろいろ話を聞いていくと、「お腹が痛い。」と言うから、その間にですね、 話をしながら自分の脛をこの手でもって、擦っているうちに、田んぼで泊まってるから、いろいろ垢が着く んで、そこにまあるい丸薬(がんやく)のような垢が出来るんですよね。その丸いのが出来てしまったから 、「んふー、これは面白いや。」とその人は思って、「この丸いをひとつ、丸薬だといって、これに飲まし てやれ。」と、こういうことになってですね、その脛の丸めたその垢を、「これはおなかの薬だ。これはい い薬だから、特にそれ飲んだら治るから。」と言って、これにあげたと。そしたら、その人は、それをもら って飲んだら治ったと。こういうふうなことですね。だから、結局まあ、これが薬だと思って飲めば治るん だと。こういうふうな意味じゃないかと思っております。 |
| 全体の記録時間数 | 1:25 |
| 物語の時間数 | 1:06 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |