
これはですね、だいたいこの後生の閻魔王の話ですね。このある人がですね、若いときだから、遅くまで
夜更けをしてですね、遊んでもうその翌日はですね、馬の草刈りに行ったらですね、雨が降ったもんですか
ら、この人はですね、「墓のまよの下で、もう雨を晴らそう。」と入ったんだけどね、雨にですね、降った
もんだから、その日はもうずっと夜更までいて、こっちで居眠りしたわけですね。居眠りしたらですね、こ
の閻魔王は、この墓のなかでですね、ちょうどこの帳簿をですね、見たりしてね、帳簿を開けて、「あなた
はね、なぜこっちで眠ってるのか。こっちはね、自分たちの歩き道だからね、あんたはこっちに来るのは、
今早いからね、来る時期じゃない。僕らの歩き道だからどきなさい。」と。だが、その人はね、その夢を見
てですね、ちょっと起きたらですね、なるほど、墓の前の香炉(こーろ)をですね、枕にして眠っておった
。この閻魔王はですね、なぜこの帳簿を開けるといったらですね、この人間はですね、いくら、いくらで病
気してもですね、今日死ぬ、明日死ぬと言っても、死なない人もいるしね、また元気ですね、ハッとして海
行って、死ぬ人もおるでしょ。そういう訳で、閻魔王としてはですね、いくらあんたがあれしても、来るべ
きじゃない。まだ来るべきの人は、病気しなくてもすぐ、一日で通れるという意味合いでの話ですからね。
このあんたのね、人生はもうこれなんだからね。死ぬとか今早いとか言うわけですね。
ある人が馬の草刈りに行く。雨に降られ墓のマヨの下で雨宿りをする。そこで寝てしまい、エンマ大王が帳簿を開けて「あなたは、何故そこに寝ているのか、ここは私の通り道だ。あなたは、ここへ来るのはまだ早い。そこをどきなさい。」という夢を見た。起きてみるとなるほど香炉を枕にして寝ていた。
| レコード番号 | 47O150003 |
|---|---|
| CD番号 | 47O16C001 |
| 決定題名 | 閻魔大王の帳簿(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 後生の閻魔王の話 |
| 話者名 | 下野真地 |
| 話者名かな | しものしんじ |
| 生年月日 | 19070427 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市大浜 |
| 記録日 | 19750804 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市大浜T01A02 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 大浜の民話(平成7年度卒業論文)P75 |
| キーワード | 閻魔王,雨宿り,マヨ |
| 梗概(こうがい) | これはですね、だいたいこの後生の閻魔王の話ですね。このある人がですね、若いときだから、遅くまで 夜更けをしてですね、遊んでもうその翌日はですね、馬の草刈りに行ったらですね、雨が降ったもんですか ら、この人はですね、「墓のまよの下で、もう雨を晴らそう。」と入ったんだけどね、雨にですね、降った もんだから、その日はもうずっと夜更までいて、こっちで居眠りしたわけですね。居眠りしたらですね、こ の閻魔王は、この墓のなかでですね、ちょうどこの帳簿をですね、見たりしてね、帳簿を開けて、「あなた はね、なぜこっちで眠ってるのか。こっちはね、自分たちの歩き道だからね、あんたはこっちに来るのは、 今早いからね、来る時期じゃない。僕らの歩き道だからどきなさい。」と。だが、その人はね、その夢を見 てですね、ちょっと起きたらですね、なるほど、墓の前の香炉(こーろ)をですね、枕にして眠っておった 。この閻魔王はですね、なぜこの帳簿を開けるといったらですね、この人間はですね、いくら、いくらで病 気してもですね、今日死ぬ、明日死ぬと言っても、死なない人もいるしね、また元気ですね、ハッとして海 行って、死ぬ人もおるでしょ。そういう訳で、閻魔王としてはですね、いくらあんたがあれしても、来るべ きじゃない。まだ来るべきの人は、病気しなくてもすぐ、一日で通れるという意味合いでの話ですからね。 このあんたのね、人生はもうこれなんだからね。死ぬとか今早いとか言うわけですね。 ある人が馬の草刈りに行く。雨に降られ墓のマヨの下で雨宿りをする。そこで寝てしまい、エンマ大王が帳簿を開けて「あなたは、何故そこに寝ているのか、ここは私の通り道だ。あなたは、ここへ来るのはまだ早い。そこをどきなさい。」という夢を見た。起きてみるとなるほど香炉を枕にして寝ていた。 |
| 全体の記録時間数 | 3:02 |
| 物語の時間数 | 2:04 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |