
ある家によ、もう人が死んだり、またいろいろことがばっかりあったからがよ、もう今度はもうある人がよ、病人がおったから、もうこの病人がね、医者に見せても医者はよ、「あんたはもう何日しか命ない。あの棺よ入れる、あれも用意しておいてよ。」といっておっしゃったから、「自分はだめだね。」と思って、家族に、「自分は音楽好きだからよ、死なんうちによ、音楽聴かしてくれ。」と言ったら、家族も出来ないから、「んじゃもうあの三味線できる人に来てもらって聴かす。」と言って、音楽聴かすと三味線弾きに来た人が、「私はせっっかく頼まれてきたから、病人によ、嘉例をつける歌を一つ聴かしてあげようね。」と言ったって。したら、病人はよ、なんで病気したかと思ったらよ、友達と二人よ、暑い時に野原に涼みに行
った時、子どもが泣いて歩いてたから、その一人の子ども連れてきてよ、「親が来るまで家に置こう。」って、家に連れてきたら、自分は帰りに病気してね、もうこの子どもも親が来ないうちに、この人病気はますます盛んになって、医者からもうまたいつまでと言われた。で、あの音楽した人が、「せっかく頼んできたから、あんたうちを祈祷してあげよう。」と言って柳節弾いたからがよ、こっちに眠っていた子どもがよ、こいつはこのくにひゃーたーというのはこいつと言うさ。「くにひゃーたー〈こいつら〉、この歌しっちょーさーやー〈知っているんだな〉。」と言って、飛んで逃げてよ。それから、その人の病気は、けろっと治ったって。だから、この歌は、ただの歌でない。魔除けでもある。だから、お祝いや災難がある家は、必ずこの歌うちなんか頼まれて、歌ったって。私もね、何も一回でもいいからこれを習おうと思って習ってね、歌三味線弾くけどもね、あっちこっちに頼まれてるよ。
| レコード番号 | 47O150519 |
|---|---|
| CD番号 | 47O15C031 |
| 決定題名 | 柳節 厄払い(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 横目クヤマ |
| 話者名かな | よこめくやま |
| 生年月日 | 19060727 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市大浜 |
| 記録日 | 19950320 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市大浜 T109 A14 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 60,80 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 大浜の民話 P60 |
| キーワード | 病人,医者,音楽,三味線,嘉例,歌,野原,子ども,柳節,くにひゃーたー,魔除け,お祝い,災難 |
| 梗概(こうがい) | ある家によ、もう人が死んだり、またいろいろことがばっかりあったからがよ、もう今度はもうある人がよ、病人がおったから、もうこの病人がね、医者に見せても医者はよ、「あんたはもう何日しか命ない。あの棺よ入れる、あれも用意しておいてよ。」といっておっしゃったから、「自分はだめだね。」と思って、家族に、「自分は音楽好きだからよ、死なんうちによ、音楽聴かしてくれ。」と言ったら、家族も出来ないから、「んじゃもうあの三味線できる人に来てもらって聴かす。」と言って、音楽聴かすと三味線弾きに来た人が、「私はせっっかく頼まれてきたから、病人によ、嘉例をつける歌を一つ聴かしてあげようね。」と言ったって。したら、病人はよ、なんで病気したかと思ったらよ、友達と二人よ、暑い時に野原に涼みに行 った時、子どもが泣いて歩いてたから、その一人の子ども連れてきてよ、「親が来るまで家に置こう。」って、家に連れてきたら、自分は帰りに病気してね、もうこの子どもも親が来ないうちに、この人病気はますます盛んになって、医者からもうまたいつまでと言われた。で、あの音楽した人が、「せっかく頼んできたから、あんたうちを祈祷してあげよう。」と言って柳節弾いたからがよ、こっちに眠っていた子どもがよ、こいつはこのくにひゃーたーというのはこいつと言うさ。「くにひゃーたー〈こいつら〉、この歌しっちょーさーやー〈知っているんだな〉。」と言って、飛んで逃げてよ。それから、その人の病気は、けろっと治ったって。だから、この歌は、ただの歌でない。魔除けでもある。だから、お祝いや災難がある家は、必ずこの歌うちなんか頼まれて、歌ったって。私もね、何も一回でもいいからこれを習おうと思って習ってね、歌三味線弾くけどもね、あっちこっちに頼まれてるよ。 |
| 全体の記録時間数 | 3:10 |
| 物語の時間数 | 2:25 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |