節分の日の飯は早く食え(共通語)

概要

昔いろいろ話があって、節の日にはね、早く炊いて子どもなんかにくれるということは、昔は不味いもんばっか食べたでしょう。今の人はもう四つも五つもおかずがあるけどね、昔の人はもうこっちは芋の葉っぱ、芋汁なんか、お米は夜だけ炊いて夜でもお汁と御飯としか食べない。ずっともう行事の時に、あのシツといったらあの一つの行事です。シツは、彼岸、お盆とあるでしょう。これがシツ振るまいといって沢山御馳走があるからが、ある子どもがね、「早くお母さん、御飯食べさせれ。」と言うたから、お母さんという人が、「いえ、お父さんが帰ってきたからが一緒に食べる。」と言って、あの子はもう言うだけ言って、後はもう疲れて眠ってしまったって。眠ってしまったからよ、お父さんが畑からかどっか仕事から帰ってきたら、子どもがね、どこかに向かってもう家を出ていったから、お父さんは、家に入ってきて自分の妻に、お母さんに、「あんた、今からどうして、あんな時間も遅いのに子どもどこにやるか。」と。「いや、家の子どもは眠っているよ。今までいて、どこかに向かっていったでしょう。」と言って、子どもを怒ったら、死んでいたって。これはね、だからこの死んだ昔の祖父さん、祖母ちゃんがよ、この子どもがあんなに御飯食べようと欲しがっているのに食べさせないでよ、必ずお父さん来たら一緒に食べさせて、あの子は疲れて後ろの祖父さん、祖母ちゃんが、「んじゃあんたなんかの親はね、物くれないから、一生あっちのあの世で食べさせてやる。」と連れていった。だからがね、あのシツというの日は、おかずが遅かったら子どもなんかはね、早く御飯だけ食べさせて待たしなさいと。

再生時間:1:53

民話詳細DATA

レコード番号 47O150514
CD番号 47O15C030
決定題名 節分の日の飯は早く食え(共通語)
話者がつけた題名
話者名 横目クヤマ
話者名かな よこめくやま
生年月日 19060727
性別
出身地 沖縄県石垣市大浜
記録日 19950320
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市大浜 T109 A09
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20,80
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 大浜の民話 P85
キーワード 節の日,芋汁,お米,お汁,行事,行事,彼岸
梗概(こうがい) 昔いろいろ話があって、節の日にはね、早く炊いて子どもなんかにくれるということは、昔は不味いもんばっか食べたでしょう。今の人はもう四つも五つもおかずがあるけどね、昔の人はもうこっちは芋の葉っぱ、芋汁なんか、お米は夜だけ炊いて夜でもお汁と御飯としか食べない。ずっともう行事の時に、あのシツといったらあの一つの行事です。シツは、彼岸、お盆とあるでしょう。これがシツ振るまいといって沢山御馳走があるからが、ある子どもがね、「早くお母さん、御飯食べさせれ。」と言うたから、お母さんという人が、「いえ、お父さんが帰ってきたからが一緒に食べる。」と言って、あの子はもう言うだけ言って、後はもう疲れて眠ってしまったって。眠ってしまったからよ、お父さんが畑からかどっか仕事から帰ってきたら、子どもがね、どこかに向かってもう家を出ていったから、お父さんは、家に入ってきて自分の妻に、お母さんに、「あんた、今からどうして、あんな時間も遅いのに子どもどこにやるか。」と。「いや、家の子どもは眠っているよ。今までいて、どこかに向かっていったでしょう。」と言って、子どもを怒ったら、死んでいたって。これはね、だからこの死んだ昔の祖父さん、祖母ちゃんがよ、この子どもがあんなに御飯食べようと欲しがっているのに食べさせないでよ、必ずお父さん来たら一緒に食べさせて、あの子は疲れて後ろの祖父さん、祖母ちゃんが、「んじゃあんたなんかの親はね、物くれないから、一生あっちのあの世で食べさせてやる。」と連れていった。だからがね、あのシツというの日は、おかずが遅かったら子どもなんかはね、早く御飯だけ食べさせて待たしなさいと。
全体の記録時間数 2:25
物語の時間数 1:53
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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