
宮古の通り池があるでしょ。大きいねこの二つの池を見たことある。お母さんが継子とよ、自分の子とをそこに連れていってよ、通り池の上によ、ここの側にこういう眠る所があるって。「継子はね、落ちて転んだらこの海に落ちて死ぬ。」と池の側にして、自分の子どもをこっちによ、してよ、自分は、「あさりしてくる。」と言ってるのがよ、この端っこになってた兄さんがよ、何かから親の伝えか何か起こってよ。兄さんの継子はよ、弟から、「今はよ、あんたこっちになって代わって眠れ。」と言って代わったらしい。で、この子が自分の子どもが池に落ちて死んだから、継母は、「継子は死んだ。」って喜んでよ、自分の子どもおんぶしたつもりで担いでいったらよ、この子どもが背中でよ、「弟は、弟は。」と言うたから見たら、兄
さんがおんぶさて、自分のほんとの子は池に落ちていたという話。通り池の所、こっちも見学しておった。こんな大きいフカがよ、こっちの神様って。 でっ、この池がよ、年に一回は赤くなるって。なぜ赤くなるかといった話はよ、ある人が二人で、「あなたと私とね、あんたこの底まで下りきれるか、下りきれるんだったら私の財産をあげるよ。」と賭けたらしい。したらよ、この下りた人が這い上がってきたから、「ああ、私はもう財産はもう這い上がって取られる。」と、斧でよ、半分這い上がった時にバンと切り落としてよ。だから、その人は死んだって。もう切りよったもんだからこの血真っ赤になるでしょう。だから、その日は、年に一回はこの通り池は、真っ赤になるって。だから宮古の人は、人とはね、賭け事するなという話もあったって。
| レコード番号 | 47O150485 |
|---|---|
| CD番号 | 47O15C028 |
| 決定題名 | 継子話 通り池(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 前野藤 |
| 話者名かな | まえのふじ |
| 生年月日 | 19140520 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市大浜 |
| 記録日 | 19950320 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市大浜 T107 A13 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 大浜の民話 P83 |
| キーワード | 宮古,通り池,継子,継母,おんぶ,フカ,神様,財産を,賭け |
| 梗概(こうがい) | 宮古の通り池があるでしょ。大きいねこの二つの池を見たことある。お母さんが継子とよ、自分の子とをそこに連れていってよ、通り池の上によ、ここの側にこういう眠る所があるって。「継子はね、落ちて転んだらこの海に落ちて死ぬ。」と池の側にして、自分の子どもをこっちによ、してよ、自分は、「あさりしてくる。」と言ってるのがよ、この端っこになってた兄さんがよ、何かから親の伝えか何か起こってよ。兄さんの継子はよ、弟から、「今はよ、あんたこっちになって代わって眠れ。」と言って代わったらしい。で、この子が自分の子どもが池に落ちて死んだから、継母は、「継子は死んだ。」って喜んでよ、自分の子どもおんぶしたつもりで担いでいったらよ、この子どもが背中でよ、「弟は、弟は。」と言うたから見たら、兄 さんがおんぶさて、自分のほんとの子は池に落ちていたという話。通り池の所、こっちも見学しておった。こんな大きいフカがよ、こっちの神様って。 でっ、この池がよ、年に一回は赤くなるって。なぜ赤くなるかといった話はよ、ある人が二人で、「あなたと私とね、あんたこの底まで下りきれるか、下りきれるんだったら私の財産をあげるよ。」と賭けたらしい。したらよ、この下りた人が這い上がってきたから、「ああ、私はもう財産はもう這い上がって取られる。」と、斧でよ、半分這い上がった時にバンと切り落としてよ。だから、その人は死んだって。もう切りよったもんだからこの血真っ赤になるでしょう。だから、その日は、年に一回はこの通り池は、真っ赤になるって。だから宮古の人は、人とはね、賭け事するなという話もあったって。 |
| 全体の記録時間数 | 3:35 |
| 物語の時間数 | 0:56 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |