
男の人は自分のよ、元の婿さんだけどよ、「こんなにまずい御飯。」と食べなかった。その男がよ、嫁さんを追い出したら、その嫁さんは、炭焼の人の所に、後から嫁入りして、この家は、お金持ちだからよ、前の夫が、「ソーギ買わないか。」とソーギを売りに来たわけ。買ったわけよ。「これは自分の元の婿さんだね。」と、この炭焼の嫁さんは分かったけど、元の夫は、年をとってもう顔も形も違うでしょ。だから、昔の自分の妻だか分からないわけさ。んでよ、「いついついらっしゃいね、また買うから。」と言ったら、また元の夫は、ソーギを作ってきたらしい。今度はこの嫁さんがね、「私が嫁に行っていた時に、夫が嫌いだった豆御飯とか麦御飯、食べなかった御飯を炊いてよ、まず食べさせてみよう。」と試ししたわけ。そしたて出したら、「おいしい。」と食べたでしょ。おかわりもあるよ。そしたらおかわりって言って食べたらしい。そんでよ、「私はよ、あなたの元の嫁でしたよ。あなたは、昔はよく食べなかったけれど、今ではよく食べるね。」と言われたら、男は恥ずかしくて、こう持って売りに来てたソーギをね、恥ずかしくて、物も言わないでこの大きなソーギをよ、パカッと地面の上で被ったのがよ、もうよ、体丸いからよ、頭もなくてよ、丸くなったって。そんで亀みたいになりよったって。それが亀の始まりって。
| レコード番号 | 47O150473 |
|---|---|
| CD番号 | 47O15C028 |
| 決定題名 | 炭焼き長者 亀になった男(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 前野藤 |
| 話者名かな | まえのふじ |
| 生年月日 | 19140520 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市大浜 |
| 記録日 | 19950320 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市大浜 T107 A01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 日本昔話通観第26巻 P200 大浜の民話 P78 |
| キーワード | 婿,嫁さん,炭焼,お金持ち,ソーギ,豆御飯,麦御飯,元の嫁,亀 |
| 梗概(こうがい) | 男の人は自分のよ、元の婿さんだけどよ、「こんなにまずい御飯。」と食べなかった。その男がよ、嫁さんを追い出したら、その嫁さんは、炭焼の人の所に、後から嫁入りして、この家は、お金持ちだからよ、前の夫が、「ソーギ買わないか。」とソーギを売りに来たわけ。買ったわけよ。「これは自分の元の婿さんだね。」と、この炭焼の嫁さんは分かったけど、元の夫は、年をとってもう顔も形も違うでしょ。だから、昔の自分の妻だか分からないわけさ。んでよ、「いついついらっしゃいね、また買うから。」と言ったら、また元の夫は、ソーギを作ってきたらしい。今度はこの嫁さんがね、「私が嫁に行っていた時に、夫が嫌いだった豆御飯とか麦御飯、食べなかった御飯を炊いてよ、まず食べさせてみよう。」と試ししたわけ。そしたて出したら、「おいしい。」と食べたでしょ。おかわりもあるよ。そしたらおかわりって言って食べたらしい。そんでよ、「私はよ、あなたの元の嫁でしたよ。あなたは、昔はよく食べなかったけれど、今ではよく食べるね。」と言われたら、男は恥ずかしくて、こう持って売りに来てたソーギをね、恥ずかしくて、物も言わないでこの大きなソーギをよ、パカッと地面の上で被ったのがよ、もうよ、体丸いからよ、頭もなくてよ、丸くなったって。そんで亀みたいになりよったって。それが亀の始まりって。 |
| 全体の記録時間数 | 2:46 |
| 物語の時間数 | 0:55 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |