
ウーニンガは、大底御願のすぐ前にあるよ。なぜウーニンガって言うかっていったら、宇根(うーね)っていう人がね、あの人は磯辺の人だが、よっぽどの船持ちの偉い人だったらしいな。若い頃、それで船持ちをもう何回も頼まれていたとさ。ところが、だいたいもう歳が歳になったら、だいたいもう人頭税で、苦しいだろう。「あんなに使われてならん。」と、ウーニンガのところに行ったらしいよ。あっちの洞窟があるさ。洞窟の中で暮らしたらしい。小浜(ほ ばば)と言う人が、「これは、こっちに水もないのにどうし
てこんなに生活しておるのか。」と不思議に思って友達だから行ったらしい。そしたら、こっちに雀やピースっていう鳥なんかが遊んでさ、水あみて、洗った羽根を広げて水を落としているらしいよ。この人は、「確かに、鳥があんなに鶯なんかが来て水をはねとる。これは確かに井戸があるんじゃないか。」って、巡ってみたら、小さい井戸あったらしい。「あはあ、この鳥はこっちで水を浴びて生活している。」それから、その水を鳥の御蔭(うかげ)で、その水を見つけて、小浜まという人と宇根(うーね)っていう人がさ、友達で二人でこの井戸を掘ったさ。大浜部落には、甘水(あまみず)の井戸は、二箇所しかないでしょう。あれができないと、さーかしょになって部落のために、作ったという話ですよ。この井戸で部落が助かっ。
これはもう水道の前ということですよ。水道がきたからもう甘水は心配ない。
| レコード番号 | 47O150359 |
|---|---|
| CD番号 | 47O15C022 |
| 決定題名 | ウニンガー(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 下野阿良賀 |
| 話者名かな | しものあらか |
| 生年月日 | 19050823 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市大浜 |
| 記録日 | 19940824 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市大浜 T100 A05 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 大浜の民話 P48 |
| キーワード | ウーニンガ,大底御願,宇根,磯辺,船持ち,人頭税,洞窟,雀,ピース,鳥,水あみ,井戸,小浜,大浜部落,甘水 |
| 梗概(こうがい) | ウーニンガは、大底御願のすぐ前にあるよ。なぜウーニンガって言うかっていったら、宇根(うーね)っていう人がね、あの人は磯辺の人だが、よっぽどの船持ちの偉い人だったらしいな。若い頃、それで船持ちをもう何回も頼まれていたとさ。ところが、だいたいもう歳が歳になったら、だいたいもう人頭税で、苦しいだろう。「あんなに使われてならん。」と、ウーニンガのところに行ったらしいよ。あっちの洞窟があるさ。洞窟の中で暮らしたらしい。小浜(ほ ばば)と言う人が、「これは、こっちに水もないのにどうし てこんなに生活しておるのか。」と不思議に思って友達だから行ったらしい。そしたら、こっちに雀やピースっていう鳥なんかが遊んでさ、水あみて、洗った羽根を広げて水を落としているらしいよ。この人は、「確かに、鳥があんなに鶯なんかが来て水をはねとる。これは確かに井戸があるんじゃないか。」って、巡ってみたら、小さい井戸あったらしい。「あはあ、この鳥はこっちで水を浴びて生活している。」それから、その水を鳥の御蔭(うかげ)で、その水を見つけて、小浜まという人と宇根(うーね)っていう人がさ、友達で二人でこの井戸を掘ったさ。大浜部落には、甘水(あまみず)の井戸は、二箇所しかないでしょう。あれができないと、さーかしょになって部落のために、作ったという話ですよ。この井戸で部落が助かっ。 これはもう水道の前ということですよ。水道がきたからもう甘水は心配ない。 |
| 全体の記録時間数 | 3:23 |
| 物語の時間数 | 2:26 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |