
ファー鳥と言って、鳥がおってよ。三羽子供がおって、餌探して、もう、親子連れで、もう、餌捜しに行ったわけさね。して、もう、昼頃になっても、もう、餌が、全然探せないわけよね。子供は、三羽は、もう、「ああ、かあちゃん、ひもじい、腹減った、腹減った、もう歩けない、もう、腹減った、減った、減った。」と言って、〔聞き取り不能〕もう、餌、探し、探しして、親いるんだけど、親、「もうちょっと待ってよ、〔聞き取り不能〕辛抱しなさい、辛抱しなさい。」と言って、連れて、もう、子供、泣き泣き、泣くんだから、「早く、もう、泣く子供、もう、餌あげないよ。」って言って、親は、励ましつつ、もう、連れていってるわけさね。もう、餌探しにいたときに、そのうちに、烏が一羽よ、麦の穂を持ってきてね、子の三羽の親子のとこに、麦の穂もって来て、ガーガーして、見てる、見てたらしいよ。子供はこれ見て、欲しがって泣くわけさね。この烏は、見る見る見るって、侮って、もう、カーカーカーって見せて、これ〔聞き取り不能〕侮って、〔聞き取り不能〕さね。それで、子供は、泣くし、仕方ないから、〔聞き取り不能〕お母さん〔聞き取り不能〕ファー鳥がよ、お母さん鳥がよ、ファー鳥お母さんが、「烏さん、こんなに子供が、泣いてるからよ、うちも探しても、探せないから、あんたの持ってる穂をください。」って言ったらよ。烏は〔聞き取り不能〕と言って、もっともっと、侮って、カーカーカー、侮って、くれないって言ってよ。私の大事な食料だから、くれないと言って、もう、〔聞き取り不能〕、子供は、もう、泣きはしいし、泣きはしいししてから、もう、お母さんは仕方なしに、烏さん「分けてちょうだい。」と言ったからよ、〔聞き取り不能〕「これは、うちの大事なものだから、分けるもんじゃない。」って言ってから、烏はもう、跳ねて、おろおろしていたんだけど、「それだったらよ、あんたの子供と、私の麦穂を交換するか。」とね、烏が、言うたらしい。これ、親鳥は、ファー鳥はね、親はね、「いや、これはできない。」と言うことで、〔聞き取り不能〕したら、もう、子供が、もっと、もっと、泣き、泣きするさ。〔聞き取り不能〕烏は、それからね、ん、「あんたもよ、子供と、うちの穂麦と交換しよう。」と言ってみたらしいですね。それでも、母ちゃん「嫌。」って言ってよ、頑張ったらしいです。だから、子供の、一番姉がよ、ファー鳥の一番姉が、「もう、母さん、私がよ、烏の子供になるからよ。」烏は、また、「あんたはよ、三人おって、私は、一人しか、一人もいないし、それに、麦穂と、一人と交換したら、あんたは一人だから、裕福になるから、うちが、〔聞き取り不能〕。」烏は、もう、突っ走って、交換するわけさね。母ちゃんは、それでもいやと言うんだけど、三名の一番姉がよ、ファー鳥の一番〔聞き取り不能〕姉がよ、「母ちゃん、私がよ、烏の子になってよ、〔聞き取り不能〕。」喜んだけれど、〔聞き取り不能〕母さん〔聞き取り不能〕しょうがなく、子供が泣くんだから、もう、烏は、もう、麦の穂くれて、烏は、また、姉、一番、ファー鳥と交換してよ、ふって向こうへ行って、高い松の上に持ってって、こう、みるみる、親が、親が、見る〔聞き取り不能〕でよ、もう、裂いて、食べたらしいですね。烏は、あんたよ、〔聞き取り不能〕お母さん、ぎゃあーと言って、もう、ぎゃあーって、もう、〔聞き取り不能〕してからよ、泣いて、もう、あれしてから、それから、もう、麦取りに来たら、親は呼んでる。子供呼ぶ声、 ファーファして、毎日、毎年鳴くらしい。麦は〔聞き取り不能〕やって帰ったから、麦の時期は、もう、子供、鳴きしてるからさ。あれ、寂しくしてると、ファー、ファーって鳴くんですよ。今ごろは鳴かんけれど。昔は、もう、本当、鳴いたさ。ファー、ファーして、ファー、ファーして、ファー、ファー、ファー、ファーして、もう、子供を呼んでよ、時期来たら、子供を呼んで、子供を呼ぶファー鳥といって、この話があったさ。
| レコード番号 | 47O330452 |
|---|---|
| CD番号 | 47O33C037 |
| 決定題名 | 子売りファー鳥(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 多宇時 |
| 話者名かな | たうとき |
| 生年月日 | 19200610 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 白保 |
| 記録日 | 19980906 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | T142 白保 A-02 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 11 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 聴く語る創る第10号特集石垣島の民話 沖縄伝承話資料センター編 日本民話の会・発行発売P167 |
| キーワード | ファー鳥,子ども,麦 |
| 梗概(こうがい) | ファー鳥と言って、鳥がおってよ。三羽子供がおって、餌探して、もう、親子連れで、もう、餌捜しに行ったわけさね。して、もう、昼頃になっても、もう、餌が、全然探せないわけよね。子供は、三羽は、もう、「ああ、かあちゃん、ひもじい、腹減った、腹減った、もう歩けない、もう、腹減った、減った、減った。」と言って、〔聞き取り不能〕もう、餌、探し、探しして、親いるんだけど、親、「もうちょっと待ってよ、〔聞き取り不能〕辛抱しなさい、辛抱しなさい。」と言って、連れて、もう、子供、泣き泣き、泣くんだから、「早く、もう、泣く子供、もう、餌あげないよ。」って言って、親は、励ましつつ、もう、連れていってるわけさね。もう、餌探しにいたときに、そのうちに、烏が一羽よ、麦の穂を持ってきてね、子の三羽の親子のとこに、麦の穂もって来て、ガーガーして、見てる、見てたらしいよ。子供はこれ見て、欲しがって泣くわけさね。この烏は、見る見る見るって、侮って、もう、カーカーカーって見せて、これ〔聞き取り不能〕侮って、〔聞き取り不能〕さね。それで、子供は、泣くし、仕方ないから、〔聞き取り不能〕お母さん〔聞き取り不能〕ファー鳥がよ、お母さん鳥がよ、ファー鳥お母さんが、「烏さん、こんなに子供が、泣いてるからよ、うちも探しても、探せないから、あんたの持ってる穂をください。」って言ったらよ。烏は〔聞き取り不能〕と言って、もっともっと、侮って、カーカーカー、侮って、くれないって言ってよ。私の大事な食料だから、くれないと言って、もう、〔聞き取り不能〕、子供は、もう、泣きはしいし、泣きはしいししてから、もう、お母さんは仕方なしに、烏さん「分けてちょうだい。」と言ったからよ、〔聞き取り不能〕「これは、うちの大事なものだから、分けるもんじゃない。」って言ってから、烏はもう、跳ねて、おろおろしていたんだけど、「それだったらよ、あんたの子供と、私の麦穂を交換するか。」とね、烏が、言うたらしい。これ、親鳥は、ファー鳥はね、親はね、「いや、これはできない。」と言うことで、〔聞き取り不能〕したら、もう、子供が、もっと、もっと、泣き、泣きするさ。〔聞き取り不能〕烏は、それからね、ん、「あんたもよ、子供と、うちの穂麦と交換しよう。」と言ってみたらしいですね。それでも、母ちゃん「嫌。」って言ってよ、頑張ったらしいです。だから、子供の、一番姉がよ、ファー鳥の一番姉が、「もう、母さん、私がよ、烏の子供になるからよ。」烏は、また、「あんたはよ、三人おって、私は、一人しか、一人もいないし、それに、麦穂と、一人と交換したら、あんたは一人だから、裕福になるから、うちが、〔聞き取り不能〕。」烏は、もう、突っ走って、交換するわけさね。母ちゃんは、それでもいやと言うんだけど、三名の一番姉がよ、ファー鳥の一番〔聞き取り不能〕姉がよ、「母ちゃん、私がよ、烏の子になってよ、〔聞き取り不能〕。」喜んだけれど、〔聞き取り不能〕母さん〔聞き取り不能〕しょうがなく、子供が泣くんだから、もう、烏は、もう、麦の穂くれて、烏は、また、姉、一番、ファー鳥と交換してよ、ふって向こうへ行って、高い松の上に持ってって、こう、みるみる、親が、親が、見る〔聞き取り不能〕でよ、もう、裂いて、食べたらしいですね。烏は、あんたよ、〔聞き取り不能〕お母さん、ぎゃあーと言って、もう、ぎゃあーって、もう、〔聞き取り不能〕してからよ、泣いて、もう、あれしてから、それから、もう、麦取りに来たら、親は呼んでる。子供呼ぶ声、 ファーファして、毎日、毎年鳴くらしい。麦は〔聞き取り不能〕やって帰ったから、麦の時期は、もう、子供、鳴きしてるからさ。あれ、寂しくしてると、ファー、ファーって鳴くんですよ。今ごろは鳴かんけれど。昔は、もう、本当、鳴いたさ。ファー、ファーして、ファー、ファーして、ファー、ファー、ファー、ファーして、もう、子供を呼んでよ、時期来たら、子供を呼んで、子供を呼ぶファー鳥といって、この話があったさ。 |
| 全体の記録時間数 | 5:03 |
| 物語の時間数 | 4:48 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |