糸満ハーレーの由来(共通語)

概要

沖縄にも、ハーレーあるでしょ。ハーリー。これ、糸満の人の、〔聞き取り不能〕みんな、分かるか、分からんけどもよ。ハーレーの、この、ことも、まずは、みんな分かるよ。ハーリーはね、塩から出た、ハリだよ。〔聞き取り不能〕からか、食べる塩よ。このことでよ、これ、まあ、もう、親が塩、なぜならばよ、これは、うちの、海のお父さんがね、よく、海、上手だったよ。そして、登野城の、〔聞き取り不能〕の隣、〔聞き取り不能〕糸満と友達になってや、ハーレー、そこ、ハーレー前に、後は、もう、やし、社とか、あっちの所に、海の宿屋があってよ、こっちに泊まって、よく、この人から、糸満の人から、話なんか聞いて、覚えたわけさ。なぜね、糸満の人にだよ。「なぜ、ハーリーというものは、どんなものですか。」と、うちのお父さんが、聞いてあるさ。聞いたもんだからね、これは、塩から出ているハリと、いえばね、御主加那志といって、〔聞き取り不能〕今の知事とか、あんな人であったりさ、これが、弟子がおるでしょ。偉い人には、必ず弟子がおるでしょ。この弟子がね、一所に集まってね、集まってね、世の中で、一番おいしいのは何か、おいしいのを持ってきて、この、こっちの人がね、御主加那志とかいうたよ。御主加那志。偉い人には、御主加那志といって、「御主加那志にあげるものは、一番おいしいのは何かね。これ持ってきて、あげたいね。」って言って、弟子が、沢山おるでしょ。何はこうで、何はこう、でって弟子がおるでしょ。で、一人がね、私が思ったら、世の中で、一番おいしいのは塩と言ったと。塩嘗めたら、まずいでしょ。ね、一辺も食べられないでしょ。嘗めたら。辛くてよ、いっぱい、食べられないでしょ。あんたは、こんな、まずいものをよ、〔聞き取り不能〕しいたら、あんた、こっちにいたら、大変と思ってね、これを、島流しして、行かしたらしいさ。そして、それが、送った当時にね、何か月なるまでも、雨が降って、昔は、ガスもない。みんな木で、ガス、塩も、炊くでしょ。全部、塩も炊かなくなってよ、おも、塩も炊かなくなって、あるときがよ、昔は、萱屋でしょ。分らん、沖縄の人は、そんなするかも、分からんけども、昔、今でもやるよ、白保はよ。棟よ、家の棟。棟に、塩とよ、にんにく。にんにくをさ、三つと、塩をこんだけ、布でもない、新聞紙とか、紙で包んでよ、神棚に、さげるさ。棟にさげておく。これがね、何か月も、放ったから、家が漏れてよ、こな、塩まで、濡らしておるわけさ。そして、ある、いっぱいよ、ただ、お膳〔聞き取り不能〕、もう、いえ、御汁なか、持っていってるさ、持って行くときにね、中走るの、そばから、持っていったら、家からよ、何か、水みたいのが、すとんっと、碗の中に落ちたと。戻ることもできないでよ、ああ、しまったな、何が落ちたかなと、大変だなと思い、思いつつ持っていって、おいてよ、もう、帰ったわけさ。食べたらもう、おいしいと。塩が混じっているからよ、味が付いているでしょ。みんな、弟子来いと。「今日のものは何か。」って言ったらね、ええ、御主加那志、今よ、私が、こんなんなって持って来たときに、上からよ、水みたいのが、落ちたと言うたからね、じゃ、上に登りなさいと、言ったからよ、登っていったら、この、包みがよ、水なって、すとん、すとんと、こう、落ちて、この碗で、落ちたわけさ。さあ、世の中で、一番おいしいのは、塩。今、行ってね、この、船漕ぐのはね、これ、速くって、漕ぎ方。船漕ぎ方、それで、帰ってきててね、こ、こっち帰ってね、人を連れて来たわけさ。連れてくことんなったからよ、また、行って、自分は何するかと思って、海にね、途中で来て、海によ、自分で落ちて、いなくなったと。それだから、もう、探されなかったからよ、戻っていって、「なぜ連れてこなかった。」って言ったからよ、「途中から、来てね、もう、なんかのうちに、海に落ちて、探されなかった。」と言ったから、「それだったら、自分が、手紙、書きつけ、送れるから、もう、も、一生懸命漕いで行って、所分かったら、こっちに渡せ。」と言って、いたところがよ、これ、死んだ者がよ、ほか、霊になってきたか分からんけど、手え出してから、「御主加那志の承る。」と言って、そのまま、手え出してよ。この、〔聞き取り不能〕取ったもの、取ってさ、いなくなったってよ、〔結局は、また、いなくなった。〕いなくなったって。こうやって、いない〔聞き取り不能〕ですってよ。一番、世の中で、一番おいしいもの、また、であると思う、塩も水も味付けてる。塩でも、味付けてるでしょ。世の中で、一番おいしいもの、まずいもの、まずいものも塩。おいしいものも塩って。それからって言ってね、ハーリーは登野城の、爺ちゃんなんかで、海人(うみんちゅ)がね、家の親父に聞かしたって。だって皆さんなんかも、聞いても覚えきらんでしょ。これ、一番、だから、人は嘘でよ、これ、わざわざ、もう、これ、〔聞き取り不能〕したんだが、紙が、使われていたはずよ。行った同時に、雨も何か月も降って、塩も炊かなくなったから、まずいものは、味付けないで、ただ、食べているさ。こんなに、持ってくるとき、ものが落ちたからって、食べたら、おいしかったからが、もう、それから、塩っていうものは、本当に世の中おいしいものは塩とだってよ。あんなに、〔聞き取り不能〕これ、聞いたことありますよ。

再生時間:6:24

民話詳細DATA

レコード番号 47O330449
CD番号 47O33C037
決定題名 糸満ハーレーの由来(共通語)
話者がつけた題名
話者名 仲島タマ
話者名かな なかしまたま
生年月日 19161222
性別
出身地 白保
記録日 19980906
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 T141 白保 B-03
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 聴く語る創る第10号特集石垣島の民話 沖縄伝承話資料センター編 日本民話の会・発行発売P78 八重山諸島民話集 遠藤庄治P72
キーワード ハーレー,塩
梗概(こうがい) 沖縄にも、ハーレーあるでしょ。ハーリー。これ、糸満の人の、〔聞き取り不能〕みんな、分かるか、分からんけどもよ。ハーレーの、この、ことも、まずは、みんな分かるよ。ハーリーはね、塩から出た、ハリだよ。〔聞き取り不能〕からか、食べる塩よ。このことでよ、これ、まあ、もう、親が塩、なぜならばよ、これは、うちの、海のお父さんがね、よく、海、上手だったよ。そして、登野城の、〔聞き取り不能〕の隣、〔聞き取り不能〕糸満と友達になってや、ハーレー、そこ、ハーレー前に、後は、もう、やし、社とか、あっちの所に、海の宿屋があってよ、こっちに泊まって、よく、この人から、糸満の人から、話なんか聞いて、覚えたわけさ。なぜね、糸満の人にだよ。「なぜ、ハーリーというものは、どんなものですか。」と、うちのお父さんが、聞いてあるさ。聞いたもんだからね、これは、塩から出ているハリと、いえばね、御主加那志といって、〔聞き取り不能〕今の知事とか、あんな人であったりさ、これが、弟子がおるでしょ。偉い人には、必ず弟子がおるでしょ。この弟子がね、一所に集まってね、集まってね、世の中で、一番おいしいのは何か、おいしいのを持ってきて、この、こっちの人がね、御主加那志とかいうたよ。御主加那志。偉い人には、御主加那志といって、「御主加那志にあげるものは、一番おいしいのは何かね。これ持ってきて、あげたいね。」って言って、弟子が、沢山おるでしょ。何はこうで、何はこう、でって弟子がおるでしょ。で、一人がね、私が思ったら、世の中で、一番おいしいのは塩と言ったと。塩嘗めたら、まずいでしょ。ね、一辺も食べられないでしょ。嘗めたら。辛くてよ、いっぱい、食べられないでしょ。あんたは、こんな、まずいものをよ、〔聞き取り不能〕しいたら、あんた、こっちにいたら、大変と思ってね、これを、島流しして、行かしたらしいさ。そして、それが、送った当時にね、何か月なるまでも、雨が降って、昔は、ガスもない。みんな木で、ガス、塩も、炊くでしょ。全部、塩も炊かなくなってよ、おも、塩も炊かなくなって、あるときがよ、昔は、萱屋でしょ。分らん、沖縄の人は、そんなするかも、分からんけども、昔、今でもやるよ、白保はよ。棟よ、家の棟。棟に、塩とよ、にんにく。にんにくをさ、三つと、塩をこんだけ、布でもない、新聞紙とか、紙で包んでよ、神棚に、さげるさ。棟にさげておく。これがね、何か月も、放ったから、家が漏れてよ、こな、塩まで、濡らしておるわけさ。そして、ある、いっぱいよ、ただ、お膳〔聞き取り不能〕、もう、いえ、御汁なか、持っていってるさ、持って行くときにね、中走るの、そばから、持っていったら、家からよ、何か、水みたいのが、すとんっと、碗の中に落ちたと。戻ることもできないでよ、ああ、しまったな、何が落ちたかなと、大変だなと思い、思いつつ持っていって、おいてよ、もう、帰ったわけさ。食べたらもう、おいしいと。塩が混じっているからよ、味が付いているでしょ。みんな、弟子来いと。「今日のものは何か。」って言ったらね、ええ、御主加那志、今よ、私が、こんなんなって持って来たときに、上からよ、水みたいのが、落ちたと言うたからね、じゃ、上に登りなさいと、言ったからよ、登っていったら、この、包みがよ、水なって、すとん、すとんと、こう、落ちて、この碗で、落ちたわけさ。さあ、世の中で、一番おいしいのは、塩。今、行ってね、この、船漕ぐのはね、これ、速くって、漕ぎ方。船漕ぎ方、それで、帰ってきててね、こ、こっち帰ってね、人を連れて来たわけさ。連れてくことんなったからよ、また、行って、自分は何するかと思って、海にね、途中で来て、海によ、自分で落ちて、いなくなったと。それだから、もう、探されなかったからよ、戻っていって、「なぜ連れてこなかった。」って言ったからよ、「途中から、来てね、もう、なんかのうちに、海に落ちて、探されなかった。」と言ったから、「それだったら、自分が、手紙、書きつけ、送れるから、もう、も、一生懸命漕いで行って、所分かったら、こっちに渡せ。」と言って、いたところがよ、これ、死んだ者がよ、ほか、霊になってきたか分からんけど、手え出してから、「御主加那志の承る。」と言って、そのまま、手え出してよ。この、〔聞き取り不能〕取ったもの、取ってさ、いなくなったってよ、〔結局は、また、いなくなった。〕いなくなったって。こうやって、いない〔聞き取り不能〕ですってよ。一番、世の中で、一番おいしいもの、また、であると思う、塩も水も味付けてる。塩でも、味付けてるでしょ。世の中で、一番おいしいもの、まずいもの、まずいものも塩。おいしいものも塩って。それからって言ってね、ハーリーは登野城の、爺ちゃんなんかで、海人(うみんちゅ)がね、家の親父に聞かしたって。だって皆さんなんかも、聞いても覚えきらんでしょ。これ、一番、だから、人は嘘でよ、これ、わざわざ、もう、これ、〔聞き取り不能〕したんだが、紙が、使われていたはずよ。行った同時に、雨も何か月も降って、塩も炊かなくなったから、まずいものは、味付けないで、ただ、食べているさ。こんなに、持ってくるとき、ものが落ちたからって、食べたら、おいしかったからが、もう、それから、塩っていうものは、本当に世の中おいしいものは塩とだってよ。あんなに、〔聞き取り不能〕これ、聞いたことありますよ。
全体の記録時間数 6:49
物語の時間数 6:24
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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