もの言う牛(共通語)

概要

昔、沖縄本島北部出身の首里づとめをしている下男がいた。正月を家で祝うようにと主人にお土産をそれぞれ持って帰された。しかし下男は「牛がものを言う」という紙一枚を持って帰された。嘉手納にさしかかった時やせた牛が道のそばにしばられている。牛が男に「兄さん、助けてくれ。北谷に主人がいるがこき使うだけこき使って草も水も与えず、私をここにしばって行ってしまった。お願いだから水を下さい」とものを言う。男はかわいそうに思い、帽子に水を汲んできて飲ませた。牛は命の恩人である男に「ご恩を返したい」言い、「私の北谷に居る主人の家へ泊まるように」と伝える。男は北谷へ行き、あなたの牛が北部までは遠いから主の所へ泊まるように言われたことを主に伝えた。主は「そんな馬鹿なことがあるものか。もし、牛がものを言うなら財産を譲る。牛が物を言わなかったらご主人の家で一生使用人として使われても良いと賭をする。そして男が主の前に牛を連れてくると牛は物を言う。賭に勝った男は財産を全てもらって暮らした。又ある日牛が「闘牛大会に私を出してくれ」と男に頼む。男は「あなたは大切な牛だし、やせてもいるから負けたら困る」と断ると絶対に私の知恵で勝つからと聞かない。闘牛大会に出た牛は角にとがった物をつけたので他の牛が怖がり逃げ出したので、賞品をもらって男は喜んだ。

再生時間:11:45

民話詳細DATA

レコード番号 47O330381
CD番号 47O33C030
決定題名 もの言う牛(共通語)
話者がつけた題名
話者名 宮良松
話者名かな みやらまつ
生年月日 19031019
性別
出身地 白保
記録日 19970912
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 T136 白保 A-05
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 牛,下男,北谷,闘牛
梗概(こうがい) 昔、沖縄本島北部出身の首里づとめをしている下男がいた。正月を家で祝うようにと主人にお土産をそれぞれ持って帰された。しかし下男は「牛がものを言う」という紙一枚を持って帰された。嘉手納にさしかかった時やせた牛が道のそばにしばられている。牛が男に「兄さん、助けてくれ。北谷に主人がいるがこき使うだけこき使って草も水も与えず、私をここにしばって行ってしまった。お願いだから水を下さい」とものを言う。男はかわいそうに思い、帽子に水を汲んできて飲ませた。牛は命の恩人である男に「ご恩を返したい」言い、「私の北谷に居る主人の家へ泊まるように」と伝える。男は北谷へ行き、あなたの牛が北部までは遠いから主の所へ泊まるように言われたことを主に伝えた。主は「そんな馬鹿なことがあるものか。もし、牛がものを言うなら財産を譲る。牛が物を言わなかったらご主人の家で一生使用人として使われても良いと賭をする。そして男が主の前に牛を連れてくると牛は物を言う。賭に勝った男は財産を全てもらって暮らした。又ある日牛が「闘牛大会に私を出してくれ」と男に頼む。男は「あなたは大切な牛だし、やせてもいるから負けたら困る」と断ると絶対に私の知恵で勝つからと聞かない。闘牛大会に出た牛は角にとがった物をつけたので他の牛が怖がり逃げ出したので、賞品をもらって男は喜んだ。
全体の記録時間数 11:57
物語の時間数 11:45
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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