藁しべ長者(共通語)

概要

ええ、沖縄にですね、この、親子、夫婦、親子住んでおりましたが、今度は、夫が死んでですね、母親と子供、住んでおったそうです。それからね、この母親、お母さんも年取ってよ、もう寝たきりになってね、子供の、男の子一人ね、親の面倒を見ておったそうです。それが、もう、お母さんが子供呼んでですね、「長男、私はもう、成功するまでね、命あるまでね、見ていたいと思ったんだがよ、私も何だか体が弱ってね、もう、仕方ない、人間の寿命だから、近いうち、このまま逝くことになってね、ええ、なるのは、人間の本能だから、誰しもなるんだから、私も近いうちなるのは仕方のないことだから、あなたもあきらめてね、私はあなたのためによ、何も財産がない、藁一束しかよ、箪笥にありません。もう親の、遺言としてね、あの藁一束を持ってね、旅をしなさい。」と言うことをね、おっしゃってね、亡くなられたそうです。母は。それから、その子供はよ、藁一束持って、旅に行きましたところがですね、今度は、あれ、何だか、薪を折る人がですね、薪を束ねるね、薪を割って売るのだから、薪を束ねるのがなかったそうです。それで、「あなたの縄をね、私縄なってね、この、薪を売って生活しておりますから、あなたの藁は讓って貰えませんか。」と言って話したら、「使ってください。」と言うことで、母から貰った藁を譲ったらですね、あの人は、藁をなってね、薪を縛って売ったそうです。それで、薪の主がですね、「本当にありがたい。」と。「あなたのね、貴重な藁のお陰で、薪を売ることができました。」と言うことで、今度、この刀をですね、刀をあげたらしい。あげたらですね、「ありがとう。」と言うことで、刀を持って行ったところがですね、今度は、言うと、この、湯治場の長ですね。あれなんかがね、牛を殺して売るということで、刀がないということで、まあ、この〔聞き取り不能〕「あなたの刀を私に讓ってくれんか。」と言うことで、〔聞き取り不能〕と言ってよ、やったところが、また、牛殺しなんかも、「あれで裁いて売ることができた。」と言うことで、〔聞き取り不能〕豚を一頭あげたらしいよ。子豚を一頭。だから、あの豚を連れてきてよ、養って子を生ましてよ、あれがこう、立派に成長してよ、あれでまた、牛を買ってよ、牛を売ってね、大金になったという話しもあるよ。藁人束でもね、使いようによっては、こんなにね、成功すると言うね、こんな話を聞いたことがあります。

再生時間:4:50

民話詳細DATA

レコード番号 47O330250
CD番号 47O33C019
決定題名 藁しべ長者(共通語)
話者がつけた題名
話者名 宮良松
話者名かな みやらまつ
生年月日 19031019
性別
出身地 白保
記録日 19960913
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 T127 白保 B-03
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 聴く語る創る第10号特集石垣島の民話 沖縄伝承話資料センター編 日本民話の会・発行発売P69
キーワード 藁,大金持ち
梗概(こうがい) ええ、沖縄にですね、この、親子、夫婦、親子住んでおりましたが、今度は、夫が死んでですね、母親と子供、住んでおったそうです。それからね、この母親、お母さんも年取ってよ、もう寝たきりになってね、子供の、男の子一人ね、親の面倒を見ておったそうです。それが、もう、お母さんが子供呼んでですね、「長男、私はもう、成功するまでね、命あるまでね、見ていたいと思ったんだがよ、私も何だか体が弱ってね、もう、仕方ない、人間の寿命だから、近いうち、このまま逝くことになってね、ええ、なるのは、人間の本能だから、誰しもなるんだから、私も近いうちなるのは仕方のないことだから、あなたもあきらめてね、私はあなたのためによ、何も財産がない、藁一束しかよ、箪笥にありません。もう親の、遺言としてね、あの藁一束を持ってね、旅をしなさい。」と言うことをね、おっしゃってね、亡くなられたそうです。母は。それから、その子供はよ、藁一束持って、旅に行きましたところがですね、今度は、あれ、何だか、薪を折る人がですね、薪を束ねるね、薪を割って売るのだから、薪を束ねるのがなかったそうです。それで、「あなたの縄をね、私縄なってね、この、薪を売って生活しておりますから、あなたの藁は讓って貰えませんか。」と言って話したら、「使ってください。」と言うことで、母から貰った藁を譲ったらですね、あの人は、藁をなってね、薪を縛って売ったそうです。それで、薪の主がですね、「本当にありがたい。」と。「あなたのね、貴重な藁のお陰で、薪を売ることができました。」と言うことで、今度、この刀をですね、刀をあげたらしい。あげたらですね、「ありがとう。」と言うことで、刀を持って行ったところがですね、今度は、言うと、この、湯治場の長ですね。あれなんかがね、牛を殺して売るということで、刀がないということで、まあ、この〔聞き取り不能〕「あなたの刀を私に讓ってくれんか。」と言うことで、〔聞き取り不能〕と言ってよ、やったところが、また、牛殺しなんかも、「あれで裁いて売ることができた。」と言うことで、〔聞き取り不能〕豚を一頭あげたらしいよ。子豚を一頭。だから、あの豚を連れてきてよ、養って子を生ましてよ、あれがこう、立派に成長してよ、あれでまた、牛を買ってよ、牛を売ってね、大金になったという話しもあるよ。藁人束でもね、使いようによっては、こんなにね、成功すると言うね、こんな話を聞いたことがあります。
全体の記録時間数 5:10
物語の時間数 4:50
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

トップに戻る

TOP