
宮古のよ、あの浜ですか。あちらによ、家族がおりましたんだが、お母さんが早くに死んでね、逝ったので、お父さんは後妻を連れてきてね、「このまま、一人を養うためにはね、後妻を連れてこなければいかん。」と言うことで、後妻を連れていらしゃってですね、一緒に生活しているうちに、この家族はもう、継子も、また、この後妻の子供もね、睦まじくやっとったんだが、この継子のお母さんのほうは、もう、色形はいいんだが、心が悪くてね、この継子がいるために、私の生んだ子は財産の相続もなければ、非常に苦労するから、この継子を殺して捨てなければね、私の子供は、苦労するからと言うことで、あれを殺したいと言う憎しみで、通りの池にね、連れていって、自分の子供とこの継子を寝かしてね、「今晩は家に泊まりなさいよご飯も準備してね、明日の朝迎えに来るから。」と言うことで、寝かして帰ったわけ、そして夜、夜中寝て、訳の分らんうちに来てよ、自分の子供、知らさんためによ、継子をこの、通りの池によ、陸の中にも凄く、これがね、この海からよ、地下から流れてここに、もの凄い大きな池があるわけ。二つあるんですよ。池が。二つあってね、中から通れますが、それで、通りの池といいますが、満潮時には〔聞き取り不能〕深いの池ですが、それに、寝かしておいてですね、自分が、夜、夜中に良、〔聞き取り不能〕通り池に落としてよ、「もう、後は大海に流れて行くんだからよ、もう、まったく分からんから。」と言うことで、こう、悪心に迷わされてね、去ったところが、今度はね、ま、自分の子供は、下に置いて、え、そうじゃない下は、継子を置いて、自分の子は上に置いて、池のそばから、ひょっと、落とそうと思って、つまりね、継子は下に置いたわけ。そしてよ、夜、夜中に来て、継子を下に落としたらよ、自分の子は、下にやるつもりでよ、企んでよ、やったところが、この、自分の兄さん、私はね、下で熱いからよ、私と交換してね、私は下で眠るから、あんたは上でいいよ。眠りなさいと言ってよ、継子が言うたので、この継子の兄さんは、それじゃ、やりましょうと言うことで、上に寝たわけ。寝てね、夜夜中よ、継子は下だから、してね、あれを、お母さんは落としてやったわけ。それが自分の子ですよ、この、兄さんと交換したんだから。してね、あれから、もう、惜しんでね、自分の子を落として死なしたんだから、この継子とね、自分で生活したわけですよ。宮古のね、古い話がありますよ。
| レコード番号 | 47O330242 |
|---|---|
| CD番号 | 47O33C018 |
| 決定題名 | 継子の通り池(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 宮良松 |
| 話者名かな | みやらまつ |
| 生年月日 | 19031019 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 白保 |
| 記録日 | 19960912 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | T126 白保 B-04 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 聴く語る創る第10号特集石垣島の民話 沖縄伝承話資料センター編 日本民話の会・発行発売P121 |
| キーワード | 継母,池 |
| 梗概(こうがい) | 宮古のよ、あの浜ですか。あちらによ、家族がおりましたんだが、お母さんが早くに死んでね、逝ったので、お父さんは後妻を連れてきてね、「このまま、一人を養うためにはね、後妻を連れてこなければいかん。」と言うことで、後妻を連れていらしゃってですね、一緒に生活しているうちに、この家族はもう、継子も、また、この後妻の子供もね、睦まじくやっとったんだが、この継子のお母さんのほうは、もう、色形はいいんだが、心が悪くてね、この継子がいるために、私の生んだ子は財産の相続もなければ、非常に苦労するから、この継子を殺して捨てなければね、私の子供は、苦労するからと言うことで、あれを殺したいと言う憎しみで、通りの池にね、連れていって、自分の子供とこの継子を寝かしてね、「今晩は家に泊まりなさいよご飯も準備してね、明日の朝迎えに来るから。」と言うことで、寝かして帰ったわけ、そして夜、夜中寝て、訳の分らんうちに来てよ、自分の子供、知らさんためによ、継子をこの、通りの池によ、陸の中にも凄く、これがね、この海からよ、地下から流れてここに、もの凄い大きな池があるわけ。二つあるんですよ。池が。二つあってね、中から通れますが、それで、通りの池といいますが、満潮時には〔聞き取り不能〕深いの池ですが、それに、寝かしておいてですね、自分が、夜、夜中に良、〔聞き取り不能〕通り池に落としてよ、「もう、後は大海に流れて行くんだからよ、もう、まったく分からんから。」と言うことで、こう、悪心に迷わされてね、去ったところが、今度はね、ま、自分の子供は、下に置いて、え、そうじゃない下は、継子を置いて、自分の子は上に置いて、池のそばから、ひょっと、落とそうと思って、つまりね、継子は下に置いたわけ。そしてよ、夜、夜中に来て、継子を下に落としたらよ、自分の子は、下にやるつもりでよ、企んでよ、やったところが、この、自分の兄さん、私はね、下で熱いからよ、私と交換してね、私は下で眠るから、あんたは上でいいよ。眠りなさいと言ってよ、継子が言うたので、この継子の兄さんは、それじゃ、やりましょうと言うことで、上に寝たわけ。寝てね、夜夜中よ、継子は下だから、してね、あれを、お母さんは落としてやったわけ。それが自分の子ですよ、この、兄さんと交換したんだから。してね、あれから、もう、惜しんでね、自分の子を落として死なしたんだから、この継子とね、自分で生活したわけですよ。宮古のね、古い話がありますよ。 |
| 全体の記録時間数 | 4:42 |
| 物語の時間数 | 4:26 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |